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企業事例

九州がんセンターが医師事務記録でこう変わった — 初診入力10分短縮・議事録70%削減

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

導入企業概要

独立行政法人国立病院機構 九州がんセンター(福岡県福岡市、院長・森田勝)は、がん専門の政策医療機関。Ubie株式会社(東京都中央区、2017年設立)は医療特化型生成AI「ユビー生成AI」を提供しており、2026年6月時点で135病院超に導入されています。

導入の背景と課題

医師の働き方改革により、2024年4月から時間外労働の上限規制が医療機関にも適用されました。タスク・シフト/シェアの推進が求められるなか、記録業務や議事録作成の負担軽減は急務の課題でした。診察以外の事務作業に追われ、患者と向き合う時間が削られていた現場の実態が、AI導入の背景にあります。

導入したAI / プロセス

九州がんセンターは「ユビー生成AI」を活用し、初診時カルテ入力の自動化と議事録作成の効率化を進めました。電子カルテの前日分データを毎日1時に自動連携し、患者情報をもとに初診入力の下書きを自動生成する仕組みを構築。入力データはAIモデルの学習に再利用されない仕様とし、プライバシーにも配慮しています。

AIの出力はあくまで下書きとして扱い、最終確認は必ず医療職が行うという運用原則を院内に徹底しました。議事録機能では、これまで数時間〜数日かかっていた作業を1時間以内で完了できるよう改善しています。

本取り組みは、独立行政法人国立病院機構(NHO)として初となる医療特化型生成AIの活用事例として注目を集めました。

「看護師がメモ取りから解放され、患者さんの表情や反応に向き合う時間が確保できるようになった」

── 益田宗幸副院長(出典:Ubie株式会社 プレスリリース 2026年7月2日)

成果(数字)

  • 初診カルテ入力:平均22分 → 12分(1患者あたり10分短縮)
  • 月間業務時間の創出:月間約3,000分(約50時間)(月間新患約300件換算)
  • 議事録作成の労力:70%削減(数時間〜数日 → 1時間以内)
  • 年間削減時間:約600時間以上(医師事務作業補助者業務・初診入力の年間換算)

出典: Ubie株式会社「九州がんセンター、「ユビー生成AI」で業務改革を実現  国立病院機構初の導入事例、初診カルテ入力10分短縮・議事録作成70%削減」(2026年7月2日)

株式会社デジタルゴリラ