BIPROGYが社内AIエージェントの全社展開で原稿作成を約50%削減 — 業務部門主導という進め方
導入企業概要
BIPROGY株式会社は、東京都江東区豊洲を本社とする情報通信企業です。1958年3月設立、資本金54億8317万円、東証プライム上場。企業や公共機関向けにITサービス・システム構築を手がけています。
導入の背景と課題
デジタル化が進む中でも、社内業務には定型的な作業が残り続けます。プロモーション素材の校正チェック、稟議書類の確認、PCセットアップ時の問い合わせ対応——こうした「IT部門が全部引き受ける」モデルは、組織の規模が大きくなるほど現場の生産性を圧迫します。BIPROGYが課題視したのも同じ構造でした。IT担当者に集中しがちな業務サポートを、現場の業務部門自身が解決できる仕組みに変えられないか。その問いがAIエージェント全社展開の出発点です。Microsoft 365 Copilotを使っている中小企業でも、「ITに頼らず自分たちでエージェントを作る」という発想は応用できます。
導入したAI / プロセス
BIPROGYはMicrosoft 365 CopilotおよびMicrosoft Copilot Studioを活用し、実業務に直結するAIエージェントを社内で開発・展開しました。2025年12月にはAIエージェントの実行環境をグループ全体に開放し、IT部門だけでなく業務部門が主体となってAIを使える環境を整備しています。
代表的なエージェントは3種類です。プロモーション原稿チェックアシスタントは原稿の校正・過剰表現チェック・修正案提示・FAQ作成まで支援。稟議作成支援エージェントは決裁に必要な稟議資料の内容チェックと改善案を提示。PCセットアップ支援エージェントはPC入れ替え時の手順案内と問い合わせの自己解決を促進します。いずれも業務部門の担当者が「自分たちの問題を自分たちのエージェントで解く」形で展開されています。
「特にプロモーション業務では、『プロモーション原稿チェックアシスタント』の活用により、原稿作成にかかる対応時間を約50%削減。従来は約1カ月かかっていた業務が、1〜2週間程度に短縮されています。」
(出典:BIPROGY株式会社 プレスリリース 2026年6月10日)
成果(数字)
- 原稿作成の対応時間:約50%削減(プロモーション原稿チェックアシスタント活用)
- 業務期間:従来の約1カ月 → 1〜2週間程度に短縮
出典: BIPROGY株式会社「BIPROGYグループの社内AI活用事例、公開のお知らせ」(2026年6月10日)
