ニッスイがAI-OCRで受注業務を効率化 — 月間160時間以上の工数削減
ニッスイとは — 水産・食品の大手企業
株式会社ニッスイは、東京都港区に本社を置く大手水産企業。水産物の調達から加工食品の製造・販売まで幅広く手がけている。同社の受注センターでは60名の担当者が受発注業務に携わっている。
導入の背景と課題
ニッスイの受注センターでは、取引先ごとに受発注書類のフォーマットがバラバラという課題を抱えていた。従来のAI-OCRツールを使用していたものの、書類形式が異なるたびに設定変更が必要で、適用範囲の拡大に大きな負荷がかかっていた。受注センター全体の業務効率化に向け、より柔軟に対応できる仕組みが求められていた。
導入したAI / プロセス
ニッスイが導入したのは、株式会社route-Dが提供する次世代型AI-OCR「route-D AIデータ入力」。従来のAI-OCRは書類上の特定座標にデータが存在することを前提に設計されているため、フォーマットが変わるたびに再設定が必要だった。これに対しroute-D型はLLM/AIが書類全体を自動認識するため、座標ベースの設定なしに多様なフォーマットへ対応できる。さらに、route-Dの専任コンシェルジュが書類のサンプルをもとにAIへ一括学習させ、短期間でデータ化精度を引き上げるサポートを提供した。
「既に月間160時間以上の工数を削減できました」
— 株式会社ニッスイ(出典:株式会社route-D PR TIMES プレスリリース 2026年9月29日)
成果(数字)
・ 受注業務の工数:月間160時間以上を削減
・ 導入効果を受け、ニッスイグループ全体への展開も進行中
中小企業が参考にできるポイント
※以下は試算・換算例です。自社規模に応じてご参照ください。
今回の削減効果を人数ベースで換算すると、160時間÷60名=1人あたり月約2.7時間の削減に相当します。5〜10名規模の中小企業でも同様の導入効果が得られた場合、月13〜27時間分の工数削減が見込める計算です。「取引先ごとに書類フォーマットがバラバラ」という課題は、卸売業・製造業・建設業でも発注書・納品書・受発注帳票で同様に発生しやすい構造的な問題です。導入検討の目安として、月50件以上の帳票処理がある部署から始めることをAI研究所では推奨します。
出典: 株式会社route-D「株式会社ニッスイ、受注センターで次世代型AI-OCR「route-D AIデータ入力」を導入し、月間160時間以上の工数を削減」(2026年9月29日)
