企業事例
花王がパレット伝票管理をAI化でこう変えた — 帳票入力工数を70%以上削減
この記事の監修者
株式会社デジタルゴリラ
導入企業概要
花王株式会社は東京都中央区に本社を置く消費財メーカー。生活用品・化粧品・産業用化学品など幅広い製品を国内外で展開し、多数の工場・物流センターを保有する。
導入の背景と課題
花王では、工場から物流センターへの出荷・入荷時にパレットの移動情報を伝票に記録し、管理システムへ手入力することで受払管理を行っていた。月に数万枚もの伝票が発行されるため、ある工場では月200時間の業務が発生していた。手書き文字を含む伝票の入力ミスは依然として発生しており、棚卸時の差異確認など追加工数も生じていた。こうした課題を解決するため、複数のOCRソリューションを比較検討した結果、株式会社route-Dの「route-D AIデータ入力」を導入した。
導入したAI / プロセス
花王が「route-D AIデータ入力」を選定した理由は主に2点ある。1つ目は、伝票画像と読み取り結果を表形式で一覧表示できるサービス画面により、複数書類の明細データをまとめてチェックできること。2つ目は、誤読の可能性がある項目をハイライト表示する「信頼度ハイライト」機能だ。手書き文字を含む伝票に対して読み取り精度100%を前提とせず、人が最終確認しやすい設計となっている。
「ある工場において月147時間、約74%の省力化を実現しました」
(出典:花王株式会社 プレスリリース 2026年6月30日)
成果(数字)
- 帳票のシステム入力工数: 70%以上削減
- ある工場での省力化: 月200時間の業務から 月147時間を省力化(約74%削減)
- 今後の展開: 他工場・他拠点への展開によるパレット管理オペレーションのAI標準化を予定
出典: 花王株式会社「花王株式会社、『route-D AIデータ入力』を導入し帳票のシステム入力工数を70%以上削減」(2026年6月30日)
