日産自動車がAI駆動開発の内製化で3年7,000万円のコスト削減 — ベンダー依存から抜け出した事例
日産自動車が、販売会社向けの業務システムの開発を「内製化」する取り組みで、3年間で約7,000万円のコスト削減を実現した。大手ベンダーのSaaSに依存し、予算管理とカスタマイズに行き詰まった状態から、自社が主導する開発体制へ切り替えた事例だ。支援したのはクリエーションライン株式会社。
導入企業概要
日産自動車株式会社は1933年12月に設立された自動車メーカーで、乗用車・トラック・バスなど多様な車種を製造・販売している。本社は神奈川県横浜市西区。今回の対象は、販売会社など約12,500名が利用する業務システム「PECOBO(DAMシステム)」の刷新プロジェクトである。
導入の背景と課題
「PECOBO」は当初、別名のスクラッチ開発されたシステムだった。それを3年前、大手ベンダーが提供するSaaSへリプレースした。ところが運用するうちに、いくつかの課題が表面化する。社内で直接開発していないため、予算のコントロールが難しい。さらにSaaSであるがゆえに、自社の業務に合わせたカスタマイズもできなかった。過度にカスタマイズすると、セキュリティアップデートが適用できなくなるためだ。利用者からは「使い勝手が良くない」という指摘も多かった。そこで同社のDXグループは「PECOBO」の刷新に着手し、予算のコントロールと柔軟な改善を実現する手段として「開発の内製化」を打ち出した。
導入したAI / プロセス
クリエーションラインは「Co-Creation Sherpa」として伴走し、AI駆動開発とアジャイル開発を取り入れた内製化を支援した。外部ベンダーに開発を委ねる体制から、自社が主体となって開発・改善する体制へと切り替えていく。トライアルの段階から支援に加わっていたクリエーションラインを、そのまま開発メンバーとしてアサインし、内製での開発体制を立ち上げた。
「予算のコントロールや柔軟な改善などの実現に向け、同グループが打ち出したのが開発の内製化だった。」
(出典:クリエーションライン株式会社 プレスリリース 2026年5月28日)
成果(数字)
- コスト削減:3年間で約7,000万円(PECOBO刷新プロジェクトでの実績)
- 組織面:組織を巻き込んだ意識変革など、各種の導入効果を実現
出典: クリエーションライン株式会社「日産自動車株式会社 様の「AI駆動開発/アジャイル開発の内製化支援」事例を発表」(2026年5月28日)
