企業事例
アセンドがAI-OCRで運送業の整備費入力を効率化 — データ入力工数を最大70%削減
この記事の監修者
株式会社デジタルゴリラ
導入企業概要
アセンド株式会社は、運送事業者向けの配車・収支分析システム「ロジックス」を開発・提供するソフトウェア企業。2020年3月設立、社員数52名。累計調達額は18億円で、2026年からは4PL事業にも展開している。
導入の背景と課題
トラック運送業では、車両費・修繕費(点検・整備費)が原価の大きな割合を占める。しかし整備工場から届く請求書や明細を、担当者が一件ずつ目視で確認し、金額・費目・車両を手入力する作業が続いていた。車両台数が多い事業者ほど事務負担は大きい。原価上昇を実感する事業者は約9割にのぼるが、原価を分析・改善に活かせている事業者は4社に1社程度にとどまっている。
導入したAI / プロセス
アセンドは「ロジックス」にLLM(大規模言語モデル)を活用したAI-OCR機能を追加した。従来のAI-OCRはあらかじめ定義したフォーマットからの読み取りにのみ対応していたが、LLMの進化により、事業者ごとに書式の異なる整備関連の帳票でも、費目の自動判別・仕分けが可能になった。
「事業者ごとに書式の異なる整備関連の帳票であっても、『何の費用か』『どの車両か』といった意味を解釈したうえで、費目を自動で判別・仕分けできるようになりました」
── アセンド株式会社(出典:プレスリリース 2026年8月20日)
成果(数字)
データ入力工数:従来比で最大70%削減(先行導入企業で実証。工数は入力時間を指す)
出典: アセンド株式会社「生成AIの活用により、点検・整備費のデータ入力工数を70%削減」(2026年8月20日)
