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Google、Gemini 3.6 Flash・3.5 Flash Cyber含む3モデルを同時発表 セキュリティAIがChrome V8で脆弱性55件を発見し競合を上回る

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

Google DeepMindは2026年7月21日、Gemini 3.6 Flash・3.5 Flash-Lite・3.5 Flash Cyberの3モデルを同時発表しました。コスト削減と処理速度の向上に加え、コードの脆弱性をAIが自動検出する新領域に踏み込んでいます。

3モデル同時発表の内容

Gemini 3.6 Flashは、Flashファミリーの主力を刷新するモデルです。コーディング性能の向上とコスト効率改善を軸に設計されており、Gemini APIとGoogle AI Studioで即日利用可能となっています。

Gemini 3.5 Flash-Liteは、大量処理・低コスト用途向けの位置づけです。現行の3.5 Flashより安価な料金帯で提供され、コスト優先のAPI活用シーンに対応します。

Gemini 3.5 Flash Cyberは、コードの脆弱性を検出・修正することに特化したセキュリティAIです。Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンを対象としたテストで、確認済みの脆弱性を55件発見しました。通常の3.5 Flash(47件)やAnthropic Claude Opus 4.6(36件)を上回る結果です。

“3.5 Flash Cyber found 55 unique confirmed issues, compared to 47 found by mainline 3.5 Flash and 36 found by Opus 4.6”

(筆者意訳:3.5 Flash Cyberは55件の固有の問題を発見し、標準の3.5 Flash(47件)やAnthropic Claude Opus 4.6(36件)を上回った)

── Google DeepMind公式ブログ「Introducing Gemini 3.5 Flash Cyber」

Flash Cyberは現時点では政府機関と認定パートナー向けに、セキュリティプラットフォーム「CodeMender」経由での限定提供となっており、今後段階的に対象を拡大する予定です。

中小企業DX担当が押さえておくべき点

今回の発表でとくに注目すべきは、Flashモデルが「汎用」「低コスト」「セキュリティ特化」の3系統に分岐した点です。

「どのAIモデルを業務に使うか」という選択肢が増えるほど、自社の用途に合わせたコスト最適化が可能になります。社内ツールのAPI連携や文書処理に使うなら低コストのFlash-Lite、コード生成や業務システム改修に使うなら3.6 Flash、という使い分けが現実的になってきています。

セキュリティ特化モデルについては、現在は大規模組織向けの限定提供ですが、AIによる脆弱性検出の精度が実証されたことは自社システムのセキュリティ評価の考え方にも影響します。


出典: Google DeepMind「Introducing Gemini 3.5 Flash Cyber」(2026年7月21日)

株式会社デジタルゴリラ