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Anthropic、Claude Coworkをスマホ・Webに拡張――120万セッション分析で「90%が非コーディング用途」と判明

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

Anthropicは2026年7月7日、AIエージェント機能「Claude Cowork」をスマートフォンとWebブラウザに拡張したと発表した。同時に公開された120万セッションの利用データでは、90%以上が非コーディング用途であることが明らかになった。

発表の概要

Claude Coworkは、PCを閉じてもAIがバックグラウンドで作業を継続するエージェント機能だ。2026年1月にデスクトップアプリとして提供を開始し、今回スマホ・Webへ拡張された。

Anthropicが60万以上の組織の利用データを分析したところ、Cowork利用の33.4%が「業務プロセス」に分類された。レポート集約、オンボーディングチェックリスト作成、スプレッドシート照合などが主な用途だ。次いでコンテンツ制作・コピーライティングが16.4%、ソフトウェア開発は8.7%にとどまった。開発者向けには専用のAIコーディングツール(GitHub Copilot等)が普及しており、Coworkの強みは非技術系業務にある。

新たに追加された機能として、デバイス間のセッション同期、オフライン状態での作業継続、指定時刻のスケジュール実行がある。Maxプランから段階的に展開され、8月5日まで使用量2倍キャンペーンが実施される。

TechCrunchはこの動きを「コーディングエージェント競争が一般業務へ波及した転換点」と報じており、技術者向けだったAIエージェント市場が業務全般への展開期に入ったことを示している。

“While coding is still — understandably — one of the uses of AI that gets the most attention, the use of AI for everyday business work is on the rise…”

(筆者意訳:コーディングが注目を集めるのは当然だが、日常の業務に使われるケースが増えている)

── Anthropic

「非エンジニア9割」が中小企業に何を意味するか

財務・HR・総務など非IT部門のスタッフがAIエージェントを直接使える環境が整いつつある。報告書集約・オンボーディングチェックリスト作成・スプレッドシート照合は、中小企業の総務や経理が日常的に行う業務と重なる。スマホから指示してPCを閉じても作業が継続する設計は、移動の多い経営者にも実用的だ。Maxプランからの段階展開のため、まず試すなら現行Claudeプランのアップグレードを確認するとよい。


出典: Anthropic「Claude Cowork on web and mobile: hand off work anywhere」(2026-07-07)

株式会社デジタルゴリラ