GitHub Copilot 使い方【2026年最新】企業導入前に知るべき全手順
AI組織変革事業に従事。「最後までやり切る力は誰にも負けません」をモットーに、AI導入プロジェクトの推進と組織内のチームビルディングを支援する。
GitHub Copilotの使い方を知りたいIT部長・DX推進者へ。「M365 Copilotとどう違う?」「エンジニアから導入提案されたがコストとリスクをどう判断すれば?」——そんな疑問に、本記事では料金・VS Code導入手順・セキュリティ対策・ガバナンス設計まで、稟議を通すために必要な情報をひとつにまとめました。
目次
- GitHub Copilotとは?M365 Copilotとの違いも解説
- GitHub Copilotの主な機能7選
- GitHub Copilotの料金プランと企業の選択基準
- VS Codeへの導入手順:インストールから初回補完まで
- 企業が導入を決める前に確認すべきROI・コスト試算
- 社内展開・ガバナンス設計・使用ポリシーの作り方
- セキュリティリスクと著作権問題への対応
- GitHub Copilot vs Cursor・Claude Codeの選び方
- GitHub Copilotを使いこなすコツ
- 株式会社デジタルゴリラについて
- GitHub Copilotの使い方についてよくある質問
- まとめ:GitHub Copilotの使い方と企業導入
GitHub Copilotとは?M365 Copilotとの違いも解説

「Copilot」という名称の製品はいくつか存在するため、まず混同を防ぐための整理から始めましょう。GitHub CopilotはIDE内でコードを書くエンジニアを支援するAIコーディングアシスタントです。一方、Microsoft Copilot(M365 Copilot)はWordやExcel・Teamsで使うビジネスAIアシスタントであり、対象ユーザーも使用場面もまったく異なります。それぞれ確認していきます。
GitHub Copilotはエンジニアのための「AIペアプログラマー」
GitHub Copilotは、コードをより迅速かつ少ない労力で記述するのを助けるAIコーディングアシスタントです。IDE(統合開発環境)・GitHub Mobile・Windows Terminal・GitHub CLI・GitHubウェブサイトなど複数の環境で動作します。
エンジニアがコードを書いている最中に、次のコードを自動的に提案してくれるのが基本の仕組みです。IT部長の目線で言えば「エンジニアが毎日8時間使うプログラミング用のAIアシスタント」——その位置づけで捉えると分かりやすいはずです。
出典:GitHub Copilotとは – GitHub Docs(日本語)
https://docs.github.com/ja/copilot/about-github-copilot/what-is-github-copilot
Microsoft Copilot(M365)との違いを3点で整理
IT部長が最初に押さえるべきは「どちらの話をしているか」という識別です。主な違いは次の3点。
- 対象ユーザー:GitHub Copilotはエンジニア向け、M365 Copilotは全社員向け
- 利用場面:GitHub CopilotはIDE(VS Code・JetBrains等)のコード作成時、M365 CopilotはWordやTeamsなどのOfficeアプリ内
- 提供元:GitHub Copilotはオープンソース管理プラットフォームのGitHub(Microsoft傘下)が提供、M365 CopilotはMicrosoftが直接提供
社内でエンジニアチームの生産性向上を目指すなら前者、全社のOffice生産性向上を目指すなら後者が対象になります。両者を同時に検討している場合でも、予算・評価軸・担当窓口はそれぞれ別に設定することをおすすめします。M365 Copilotの詳細は「Copilotの使い方【2026年最新】種類・料金・企業導入まで徹底解説」もあわせてご覧ください。
GitHub Copilotの主な機能7選

「エンジニアが何を楽にできるのか」を、意思決定者が理解できる言葉で整理します。GitHub Copilotの主要機能は7つあり、それぞれが開発工程のどこを効率化するかを把握しておくと、導入効果をイメージしやすくなります。
コード補完・次の編集提案(Next Edit Suggestions)
コード補完は、対応IDEでオートコンプリート形式の提案をリアルタイムで行う機能です。エンジニアがコードを入力している途中に、グレーテキストで続きの候補が自動表示され、Tabキーを押すだけで採用できます。
VS Code・Xcode・Eclipseでは「次の編集提案(Next Edit Suggestions)」も利用でき、どこを次に修正すべきかをAIが予測して提示します。「コピペで作業する時間が減る」「正しい書き方を都度調べる手間が省ける」という効果をエンジニアが実感しやすく、導入初日から使える機能として現場の定着率が高い点も特長です。
出典:GitHub Copilot features – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/github-copilot-features
Copilot Chat・エージェントモード
Copilot Chatは、コーディング関連の質問をチャット形式で投げかけられる機能です。GitHubウェブサイト・GitHub Mobile・VS Code等の対応IDE・Windows Terminalで動作します。「このエラーコードの原因は?」「この関数をリファクタリングするには?」といった質問に、コードの文脈を理解した上で答えます。
さらに2026年の目玉機能として注目されているのがエージェントモード(Agent mode)です。IDEのAgent modeでは、Copilotが自律的にどのファイルを変更すべきかを判断し、コード変更をユーザーの承認前に提示します。加えてクラウドエージェントは、リポジトリを調査・実装計画を立て、ブランチ上でコード変更を自律的に実行——GitHubのIssueをエージェントに直接割り当てることも可能です。IT部長の視点では「エンジニアが指示書を書くだけでAIが実装してくれる」段階に近づいています。
出典:GitHub Copilot features – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/github-copilot-features
コードレビュー・テスト自動生成・PRサマリー・MCP連携(概要)
レビュー工数の削減と品質維持に寄与する機能群です。Copilot Code ReviewはAI生成のコードレビュー提案を行い、より良いコードを書く支援をします(一部機能はパブリックプレビュー段階)。
プルリクエスト要約(PR Summaries)は、PRで行われた変更の概要・影響を受けるファイル・レビュアーが注目すべき点をAIが自動生成します。ただし、プルリクエスト要約とコミットメッセージ生成は英語のみ対応です。日本語チームでは要約が英語で出力される点を事前に把握しておきましょう。MCP(Model Context Protocol)サーバー連携により、外部ツールやデータソースにCopilotがアクセスすることも可能です。Free プランからMCP連携とエージェントモードを利用できます。
出典:GitHub Copilot features – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/github-copilot-features
GitHub Copilotの料金プランと企業の選択基準

2026年6月時点のプラン体系は「個人向け4プラン」と「組織向け2プラン」の計6種類。企業として導入を検討する場合は組織向けプランが対象になりますが、まずは個人向けも含めた全体像を把握しておくと比較しやすくなります。
個人向けプラン(Free・Pro・Pro+・Max)の概要
個人向けは4段階のプラン構成です。基本的な位置づけは次のとおりです。
| プラン | 月額 | 概要 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 月2,000回のコード補完・クレジットカード登録不要 |
| Pro | $10/ユーザー | 無制限のコード補完・次の編集提案・月$15分クレジット |
| Pro+ | $39/ユーザー | Proの4倍以上の利用量・Opusクラスのプレミアムモデル・月$70分クレジット |
| Max | $100/ユーザー | 新モデル・新機能への優先アクセス・Pro+の2.9倍以上の利用量・月$200分クレジット |
Freeプランのチャット制限数(月50回という提供開始時の仕様)については最新の公式ページでご確認ください。また、個人向け有料プラン(Pro・Pro+・Max)は2026年6月時点で新規サインアップが段階的に有効化されている状態です。「すぐ申し込める」と断定できないため、導入計画に余裕を持たせておきましょう。
出典:GitHub Copilot · Plans & pricing
https://github.com/features/copilot/plans
企業向けプラン(Business・Enterprise)の違いと選び方
組織向けのプランは、BusinessとEnterpriseの2種類です。
| プラン | 月額 | 主な特長 |
|---|---|---|
| Business | $19/付与シート | 組織全体での一元管理・ポリシー制御・幅広いモデルカタログ・Copilotクラウドエージェント・組織レベルのAIクレジットプール |
| Enterprise | $39/付与シート | Businessの全機能+優先アクセス・より大きなAIクレジットプール・GitHub Enterprise Cloud向けエンタープライズ機能 |
中堅規模であれば Businessプランが導入の出発点です。GitHub Enterprise Cloudをすでに利用していている大規模組織や、より大きなAIクレジットプールが必要な場合はEnterpriseを選ぶ判断軸になります。
なお、個人向けPro+($39/ユーザー)と組織向けEnterprise($39/シート)は価格が同一ですが、まったく別のプランです。前者は個人契約、後者は組織による一元管理・監査ログ・ポリシー制御が含まれる法人契約であり、混同しないよう注意してください。料金はすべてUSD建てで、円換算は為替変動があるため(2026年6月時点・1ドル150円換算で参考試算:Business = 約2,850円/シート/月)、正確な見積もりは公式ページで確認してください。
出典:Plans for GitHub Copilot – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/plans
VS Codeへの導入手順:インストールから初回補完まで

VS Codeへの導入は、エンジニアがいれば30分程度で完了します。「社内エンジニアに展開するとき何が必要か」をIT部長が把握しておくと、現場への説明もスムーズです。
STEP1〜2:GitHubアカウント作成とプラン選択
まずGitHubアカウントを用意します。Freeプランであればクレジットカード登録なしで無料体験を始められます。個人が手元で試すなら、まずFreeプランで動作感を確認するのが現実的な進め方です。
企業として組織単位で管理するにはGitHub OrganizationまたはGitHub Enterprise環境が前提になります。Businessプランを選ぶ場合は、GitHubの「Copilot for Business」申し込みフローから組織の管理者アカウントで手続きを進めます。前述のとおり有料プランの新規サインアップは段階的に有効化されているため、申し込み可能かを公式サイトで随時確認してください。
出典:GitHub Copilot · Plans & pricing
https://github.com/features/copilot/plans
STEP3〜5:VS Code拡張機能のインストールから初回補完まで
VS Codeに GitHub Copilot拡張機能をインストールし、GitHubアカウントでサインインするのが基本手順です。
- VS Codeを開き、左サイドバーの拡張機能(Extensions)から「GitHub Copilot」を検索してインストール
- インストール後にVS CodeがGitHubへの認証を求めるため、ブラウザでサインインして認可
- 任意のファイルを開いてコードを書き始めると、グレーのインライン提案が自動表示される
- Tabキーで採用、Escキーで却下——この操作だけで基本補完が使える状態になる
対応言語は幅広く、Python・JavaScript・TypeScript・Go・Ruby・Javaなどほぼすべてのメジャーなプログラミング言語で動作します。公式クイックスタートドキュメントにはVS Code専用のステップバイステップガイドが用意されているので、エンジニアに共有すると導入がスムーズです。
出典:Getting started with GitHub Copilot – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/using-github-copilot/getting-started-with-github-copilot
VS Code以外のエディタでの利用(JetBrains・Xcode・Visual Studio等)
GitHub Copilotは VS Code以外にも対応しており、JetBrainsスイート(IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm等)・Visual Studio・Vim/Neovim・Xcode・Eclipse・Azure Data Studioでも利用できます。
社内エンジニアが IntelliJ IDEAやRiderを使っている場合でも、GitHub公式クイックスタートにJetBrains専用・Xcode専用・Eclipse専用のガイドが用意されているため、エディタによって対応が割れるという心配は不要です。GitHub.comのウェブサイト上やGitHub Mobileでも利用できます。
出典:Getting started with GitHub Copilot – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/using-github-copilot/getting-started-with-github-copilot
企業が導入を決める前に確認すべきROI・コスト試算

料金一覧を見ただけでは稟議は通りません。「自社のエンジニアが何人いて、月額いくらかかるのか」——その具体的な試算と費用対効果の考え方を整理します。
エンジニア人数別コスト試算(Business/Enterpriseプラン)
Businessプランを前提に、チーム規模ごとの月額・年額試算を示します。(2026年6月時点・1ドル150円換算の参考値。実際の費用は公式サイトで確認してください)
| エンジニア人数 | Businessプラン月額(USD) | 月額(円換算参考) | 年額(円換算参考) |
|---|---|---|---|
| 5名 | $95 | 約14,250円 | 約171,000円 |
| 10名 | $190 | 約28,500円 | 約342,000円 |
| 20名 | $380 | 約57,000円 | 約684,000円 |
| 50名 | $950 | 約142,500円 | 約1,710,000円 |
10名規模のエンジニアチームであれば月約28,500円(参考値)で試せる計算です。Enterpriseプランを選ぶ場合は1シートあたり$39(約5,850円/月参考値)に倍増しますが、GitHub Enterprise Cloud環境や大きなAIクレジットプールが必要な組織には対応します。
出典:Plans for GitHub Copilot – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/plans
生産性向上の目安と費用対効果の考え方
AIコーディングツールの導入効果として「55%高速化」「26%生産性向上」といった数値が語られることがありますが、本記事では公式ソースで検証できていないため掲載しません。GitHubは自社の公式ケーススタディページ(github.com/customer-stories)でさまざまな企業の導入効果を公開しており、自社の開発体制・使用言語・チームの習熟度によって効果は大きく異なります。
費用対効果を社内で試算する場合の考え方として、「エンジニア1名が月間どれだけの繰り返し作業(ボイラープレートコードの記述・コードレビュー確認・テスト記述)を削減できるか」を起点にするのが筋です。まずパイロット導入(一部チームへの限定展開)で計測してから全社展開を判断するアプローチが一般的です。詳細はデジタルゴリラへご相談ください。
社内展開・ガバナンス設計・使用ポリシーの作り方

「ツールを契約してエンジニアに渡して終わり」——それでは現場への定着は見込めません。中堅・中小企業でも再現できる社内展開フレームワークを、以下で詳しく解説していきます。
管理者ポリシー設定・アクセス制御・監査ログの使い方
Business/Enterpriseプランの管理者向け機能:ポリシー管理・アクセス制御・利用データ追跡・監査ログの4点です。
具体的には「どのエンジニアに使用権限を与えるか」「特定のリポジトリでのCopilot使用を許可/禁止するか」といったアクセス制御を組織レベルで一元管理できます。さらに監査ログ(Audit Log)で誰がいつどのようにCopilotを使用したかを可視化——ガバナンス担保のエビデンスとしても役立てられます。MCPサーバーも組織レベルでの構成に対応。
セキュリティポリシーの確認や変更がいつでも追跡できる体制は、情報セキュリティ要件が厳しい企業ほど導入の前提条件になりがちです。
出典:GitHub Copilot features – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/github-copilot-features
社内ガイドライン策定のポイント(使用ポリシー・教育体制)
社内でAIコーディングツールを使う際に最低限整備すべきガイドラインは、大きく3つの軸で設計します。
- 使用範囲の定義:本番コードへの直接反映可否・機密情報を含むリポジトリでの利用制限・外部公開リポジトリへの適用ルール
- レビュー体制:Copilotが生成したコードを別のエンジニアが必ずレビューする体制の維持(AIへの丸投げ防止)
- フィードバックループ:月次または四半期ごとに「どの場面で効果があったか」「エラーや誤提案の傾向はどうか」を報告する仕組みの整備
ガイドラインの策定と合わせて、チーム全体のAIリテラシー向上も並行して進めることで導入効果が高まります。エンジニアへの研修と合わせたAIリテラシー教育の進め方については、「【2026年最新】生成AI研修とは?費用・助成金・選び方を徹底解説」もあわせてご覧ください。
セキュリティリスクと著作権問題への対応

「自社の機密コードが外部に漏れないか」——企業導入において最もよく聞かれる懸念です。ここでは公式情報に基づいて答えます。
Business/EnterpriseではコードがAI学習に使われない
GitHubはCopilot BusinessおよびCopilot Enterpriseのデータを自社モデルの学習に使用しないことを明言しています。
公式FAQでの回答は「No. GitHub does not use either Copilot Business or Enterprise data to train its models.」(GitHub Copilot公式ページFAQ)と明確です。企業として導入する際は、Business/Enterpriseプランを選ぶことでこの保護が適用されます。
一方、個人向けプラン(Free/Pro等)では設定によって扱いが異なります。社内のエンジニアが個人アカウントで無料プランを使っている場合は、この保護の対象外になる可能性がある点を組織として把握しておきましょう。また、「生成AIのセキュリティリスクと対策|ガイドラインの作り方も解説」では、AIツール導入全般のセキュリティ観点をまとめています。
出典:GitHub Copilot · Your AI pair programmer(FAQ)
https://github.com/features/copilot
OSSライセンス問題と著作権リスクへの対策
コードのAI学習とは別に、生成されたコードが既存のオープンソースコード(OSS)と類似していた場合に著作権侵害が問われるリスクも存在します。
GitHub Copilotには「マッチング除外機能(duplication detection)」があり、公開リポジトリのコードと一致するような提案をフィルタリングする設定が可能です。さらに、BusinessおよびEnterpriseプランではIP免責(IP Indemnity)のカバレッジが提供されています。
セキュリティコンプライアンスの観点では、GitHub Trust Center(copilot.github.trust.page)でSOC 2認証に関する情報が公開されています。詳細は同ページで確認してください。なお、この分野は情報の更新が速いため、導入前に公式Trust Centerの最新情報を必ず確認することをおすすめします。
GitHub Copilot vs Cursor・Claude Codeの選び方

「Cursorの方が優秀だと聞いたが、企業として採用してよいか」——比較検討のポイントを整理します。個人エンジニアの好みではなく、組織として選ぶ際の判断軸に絞った解説です。
機能・料金・エコシステムの比較ポイント
各ツールの特徴を企業導入の観点でまとめると次のとおりです。
| 比較軸 | GitHub Copilot(Business) | Cursor | Claude Code |
|---|---|---|---|
| 月額料金(参考) | $19/シート | $40/ユーザー(Business) | 利用量従量制 |
| 企業向けライセンス管理 | あり(組織ポリシー・監査ログ) | あり(Business/Enterprise) | 個人利用中心・組織管理は限定的 |
| GitHubとの統合 | ネイティブ統合(GitHub Actions・Issues・PR) | エディタ中心(GitHub統合は拡張機能依存) | CLIが中心 |
| エージェントモード | あり(IDE + クラウドエージェント) | あり(Composer Agent) | あり(Claudeエージェント) |
Cursorは補完精度やUI面でエンジニアに高い支持を集めています。一方、既存のGitHubエコシステム(GitHub Enterprise・GitHub Actions・GitHubのIssue管理)を活用している組織では、GitHub CopilotのネイティブなGitHub統合が大きなアドバンテージです。
Claude Codeについては「Claude Code(クロードコード)の使い方完全ガイド【2026年最新】インストールから業務自動化まで」に詳しくまとめています。AIコーディングツール全体の位置づけは「AIコーディングとは?仕組み・主要ツール比較・企業導入のポイントを解説【2026年最新】」もあわせてご覧ください。
企業導入で選ぶならどちらか(組織管理・ライセンス視点)
「個人エンジニアが使いやすいか」ではなく「組織として管理できるか」という軸で選ぶなら、GitHub Copilot Businessが現時点で最も整っています。
理由は4点です。①管理者ポリシーによる一元管理ができる、②監査ログで利用状況を可視化できる、③Business/EnterpriseのデータがAI学習に使われない保護が公式に明言されている、④GitHub Enterprise Cloudとのネイティブ統合によりすでにGitHubを使っているチームのセットアップコストが低い——これらが企業導入における選択根拠になります。
Cursorが優れているのは「コードエディタとしての使い心地」という領域です。エンジニアが個人的に評価が高くても、IT部長の立場からは「組織として管理できるか」「データ保護の公式明言があるか」を優先軸に置きましょう。
GitHub Copilotを使いこなすコツ

効果が出るプロンプトの書き方(具体例付き)
Copilot Chatで期待どおりの出力を得るには、プロンプト(指示文)の質が決め手です。
| 場面 | 効果の出にくいプロンプト例 | 効果の出るプロンプト例 |
|---|---|---|
| 関数生成 | 「ファイルを読み込む関数を書いて」 | 「Pythonで、指定したCSVファイルをヘッダー付きで読み込み、辞書のリストとして返す関数を書いて。エラーハンドリングもつけて」 |
| デバッグ | 「このコードが動かない」 | 「このPython関数を実行すると KeyError: 'user_id' が出る。なぜか説明して、修正案も示して」 |
| リファクタリング | 「きれいにして」 | 「この関数のネストが深くて読みにくい。early returnパターンを使って読みやすく書き直して」 |
仕様・言語・エラー内容・期待する出力形式を最初に明示するほどCopilotの回答精度が上がります。エンジニアへの研修の場で「プロンプトの型」を共有しておくと、チーム全体の定着率向上にもつながるポイントです。
日本語での利用時の注意点と設定方法
GitHub Copilot Chatの主要サポート言語は英語で、英語向けに最適化されています。日本語でのプロンプトも受け付けますが、英語と比べると性能差が出ることも念頭に置いてください。
特に注意が必要な点として、プルリクエスト要約とコミットメッセージ生成は英語のみ対応です。日本語チームでGitHubを運用していて、PRの要約を自動生成させたい場合でも出力は英語——この点は事前に周知しておきましょう。
VS CodeではCopilot Chatの応答言語を設定から変更できます。設定(Settings)で「Copilot > Chat: Locale Override」を探し、ja(日本語)に変更するとチャットの応答が日本語に切り替わります。他のIDEでは、チャットのプロンプト冒頭に「日本語で回答してください」と書いて送信する運用が一般的です。
なお、Locale Override設定の詳細は VS Code公式ドキュメントを参照してください。
出典:Responsible use of GitHub Copilot Chat in your IDE – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/responsible-use-of-github-copilot-features/responsible-use-of-github-copilot-chat-in-your-ide
株式会社デジタルゴリラについて

株式会社デジタルゴリラは、GitHub CopilotをはじめとするAI開発ツールの企業導入支援と従業員向け研修を提供しています。「ツールを導入したが現場に定着しない」「どのプランを選べばいいか判断できない」「セキュリティポリシーの整備から手伝ってほしい」——そんなご相談を多くお受けしており、IT部長・DX推進者の意思決定支援が得意です。
稟議書の作成支援・パイロット導入のスコープ設計・社内ガイドラインのドラフト作成など、導入前フェーズから並走します。まずはお気軽にご相談ください。
GitHub Copilotの使い方についてよくある質問
Q1. GitHub CopilotとMicrosoft Copilot(M365 Copilot)は何が違いますか?
A. GitHub Copilotはエンジニアが使うIDE内のAIコーディングアシスタント、Microsoft Copilot(M365 Copilot)はWordやExcel・TeamsなどOfficeアプリ内で使うビジネスAIアシスタントです。対象ユーザー・利用場面・料金体系がすべて異なるため、社内で導入を検討する際は「開発部門向け」か「全社員向け」かを先に整理してから選定することをおすすめします。
出典:GitHub Copilotとは – GitHub Docs(日本語)
https://docs.github.com/ja/copilot/about-github-copilot/what-is-github-copilot
Q2. GitHub Copilot Businessプランの月額費用と、自社エンジニア人数での概算を教えてください。
A. BusinessプランはUSD建てで$19/シート/月です(2026年6月時点)。1ドル150円換算の参考値としてエンジニア10名なら月約28,500円・年約342,000円が目安になります。ただし為替変動があるため、正確な金額は公式ページで確認してください。EnterpriseプランはBusinessの機能に加え優先アクセスなどが含まれ、$39/シート/月です。
出典:Plans for GitHub Copilot – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/plans
Q3. 社内コードやソースが外部に漏れたり、AI学習に使われたりしませんか?
A. Business/Enterpriseプランでは、GitHubがそのデータを自社モデルの学習に使用しないことを公式FAQで明言しています(”No. GitHub does not use either Copilot Business or Enterprise data to train its models.”)。企業として導入する際はこれらのプランを選ぶことで保護が適用されます。個人向け無料プランは設定によって扱いが異なるため、社員が個人利用しているケースは別途確認をおすすめします。
出典:GitHub Copilot · Your AI pair programmer(FAQ)
https://github.com/features/copilot
Q4. GitHub Copilotは日本語で使えますか?精度はどうですか?
A. 日本語でも使えますが、主要サポート言語は英語で、英語向けに最適化されています。日本語プロンプトでは性能が異なる場合があります。また、プルリクエスト要約とコミットメッセージ生成は英語のみ対応です。VS CodeではLocale Override設定をjaに変更することで、チャット応答を日本語にできます。
出典:Responsible use of GitHub Copilot Chat in your IDE – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/responsible-use-of-github-copilot-features/responsible-use-of-github-copilot-chat-in-your-ide
Q5. GitHub Copilot BusinessとEnterpriseの違いは何ですか?どちらを選べばよいですか?
A. BusinessはUSD$19/シート/月で組織全体の一元管理・ポリシー制御・監査ログが含まれます。EnterpriseはUSD$39/シート/月でBusinessの全機能に加え、GitHub Enterprise Cloudとの連携強化・より大きなAIクレジットプールが含まれます。GitHub Enterprise Cloudをすでに利用している大規模組織や、より多くのAIクレジットが必要な場合はEnterprise、そうでなければBusinessから始めるのが筋です。
出典:Plans for GitHub Copilot – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/plans
Q6. プログラミングができない非エンジニアの社員でもGitHub Copilotは使えますか?
A. 現時点のGitHub CopilotはIDE上でコードを書くエンジニアが主な対象です。非エンジニアが直接使うのはハードルが高い状況です。ただし、GitHubは「GitHub Spark」という非エンジニアが自然言語でウェブアプリを作成できる実験的機能の開発を進めており、注目されています。現時点での非エンジニア向けAI活用は、ChatGPTやClaude等の汎用AIツールの方が使いやすい場面が多いです。
Q7. VS Code以外のエディタ(JetBrains・Xcode等)でも使えますか?
A. 対応しています。GitHub Copilotは Visual Studio Code・Visual Studio・Vim・Neovim・JetBrainsスイート(IntelliJ IDEA・PyCharm・WebStorm等)・Xcode・Eclipse・Azure Data Studioで利用可能。各環境向けの公式クイックスタートガイドがGitHub Docsに用意されているため、エンジニアが使っているエディタに合わせて参照できます。
出典:Getting started with GitHub Copilot – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/using-github-copilot/getting-started-with-github-copilot
Q8. 2026年6月から変わったAIクレジット制とは何ですか?コスト管理はどうすればよいですか?
A. AIクレジット(GitHub AI Credits)は、プレミアムモデル(高度なAIモデル)を利用する際に消費するクレジットで、月額定額の中に一定量が含まれています。ProプランはUSD$15分、Pro+はUSD$70分、MaxはUSD$200分が月ごとに付与されます。Business/Enterpriseプランでは組織レベルのAIクレジットプールを管理者が管理できるため、コスト超過の見える化とコントロールがしやすい構造です。クレジットを超過した場合の追加課金の詳細は公式ページをご確認ください。
出典:Plans for GitHub Copilot – GitHub Docs
https://docs.github.com/en/copilot/get-started/plans
まとめ:GitHub Copilotの使い方と企業導入
GitHub Copilotはエンジニアのコーディングを支援するAIアシスタントであり、M365 Copilotとは別物です。企業として導入を判断するには、料金(Businessなら$19/シート/月)・データ保護(Business/EnterpriseはAI学習対象外)・ガバナンス設計の3点を確認した上で、パイロット導入から始めるのが王道です。導入前の費用感やスコープについてはデジタルゴリラにご相談ください。
