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コモがFAX受注業務にAIエージェントを導入 — 約90%を「自動化可能」と評価、月間約134時間の削減へ

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

「ロングライフパン」のコモとは

株式会社コモは愛知県小牧市に本社を置く、イタリア伝統のパネトーネ種を使用した「ロングライフパン」の製造・販売企業である。同社は月間約1,500枚のFAX注文書を7名程度の体制で処理しており、食品製造業に多い紙帳票の受注業務を日常的に行っている。

導入の背景と課題

取引先・支店ごとにFAX注文書のフォーマットが異なり、商品名の略称・独自表記や手書き文字など、確認が必要な要素が多い。PDF化から手入力、複数システムへの連携まで複数工程が存在し、処理に属人化した判断が発生していた。1件あたりの処理に約11分を要しており、デジタル化後も手作業が残る構造だった。

導入したAI — 「コゾカAI 受注AIエージェント」

株式会社kozokaAIが提供する「コゾカAI 受注AIエージェント」を導入し、PoCを実施した。ERP前工程の業務に特化したAIエージェントで、多様なフォーマットの注文書を読み取り・データ化し、商品マスターとの照合・商品特定を自動で行う。人による最終確認・修正・確定機能を備え、CSV出力およびAPI連携にも対応する。

注目すべきは段階的な精度向上の過程だ。初期設定のみで正しく処理できた帳票は全体の24%にとどまったが、帳票ごとの設定調整を行うことで65%が実運用可能なレベルに到達し、合計で約90%が「自動化可能」と評価された。つまりAI-OCRは導入直後から完璧に動くものではなく、現場に合わせた調整工程を経て実用水準に達する。この検証は52パターンの帳票、338枚のFAX注文書から85種類を対象に行われた。

「検証結果を確認すると、書式にかかわらず、入力したデータの多くを読み取ることができていたという印象です。手書きについても、人が読めるレベルの文字であれば、ほとんど読み取ることができていました。」

── 株式会社コモ システム部(出典:プレスリリース 2026年8月26日)

成果(数字)

自動化可能と評価された割合:約90%(初期設定24%+帳票設定調整65%)
1件あたりの処理時間:約11分 → 約5分(6分短縮)
月間工数削減見込み:自動化対象の約1,335枚(月間約1,500枚の6割超)に対し、約134時間の削減に相当

出典: 株式会社kozokaAI「ロングライフパンの製造・販売を手がける株式会社コモ、受注業務のAI活用に向けPoCを実施──『コゾカAI 受注AIエージェント』で約90%を『自動化可能』と評価」(2026年8月26日)

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