外構営業の成約率25%→87.5%に — サン・ホームが「Front Agent」で商談ノウハウを型化した事例
導入企業概要
株式会社サン・ホーム(宮崎県宮崎市・創立昭和54年・従業員70名)は、ガーデンとエクステリアの設計・施工を手がける企業で、ブランド「ガーデン光房」として地域に根ざした事業を展開している。今回AI営業支援サービスを提供したのは、Umee Technologies株式会社(2019年5月設立)。
導入の背景と課題
外構・エクステリアの営業には、他業種にはない固有の難しさがある。完成した「物」を見せられないまま顧客に契約を求める必要があり、担当者が顧客の潜在的な要望を引き出せるかどうかで成約率が大きく変わる構造だった。
つまり成否が担当者個人の資質に依存しやすく、特に若手を早期に戦力化するための「教育の型」を組織として作ることが困難だった。この課題を解消するために、商談内容を録音・解析してナレッジ化するAI活用を検討し始めた。
導入したAI / プロセス
サン・ホームが導入したのは、AI営業支援サービス「Front Agent」(Umee Technologies株式会社提供)。特許技術「Deep Insight Engine™」と「インサイトアナリシス™」を組み合わせており、商談の録音データから顧客の見えない本音を可視化する機能が中核にある。
担当者が商談を録音するだけで、AIが発話の内容・トーンを分析し、顧客が言葉にしていないインサイトを抽出する。この仕組みにより、成果を出している担当者の商談パターンをデータとして組織内で共有できるようになる。
「外構営業は、完成形が目に見えない状態で契約を結ぶ「物がない、答えがない」営業です。」
(出典:Umee Technologies株式会社 プレスリリース 2026年6月8日)
成果(数字)
- 新築外構の成約率:25% → 87.5%(+62.5pt)、約3.5倍に改善
- 受注額:前期通算2,700万円に対し、今期は5月時点(期中)で3,000万円超を更新
なお、この「成約率という属人的なブラックボックスを録音データで可視化し、組織の型として再現する」成功パターンは、住宅・リフォーム・保険など、担当者の説明力で成否が分かれる接客型ビジネス全般にも応用できる構造として読めます。ただし上記はサン・ホームの公表実績ではなく、本記事における筆者の応用論点です。
出典: 株式会社サン・ホーム / Umee Technologies株式会社「商談ビッグデータが「答えのない営業」の勝ち筋を解明。成約率が25%から87.5%へ急上昇した、株式会社サン・ホームの「Front Agent」導入事例を公開」(PR TIMES, 2026年6月8日)
