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企業事例

蘇生会総合病院がリハビリサマリー作成を生成AIで効率化 — 23分→10分・約57%削減

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

蘇生会総合病院が、リハビリの記録づくりに生成AIを取り入れた。1件あたりの作成時間は、中央値で23分から10分へ短縮。約57%の削減だ。年間約300件で換算すると、約65時間分の業務削減に相当するという。

導入企業概要

蘇生会総合病院は、京都府京都市伏見区にある290床の総合病院だ。急性期から回復期リハビリテーション、療養まで、幅広い段階の医療を担う。

導入の背景と課題

この病院では、回復期リハビリの患者ごとに「リハビリテーションサマリー」という文書を作成している。作成はセラピスト(療法士)の手作業で、その数は年間約300件にのぼる。

1件ずつ仕上げる作業は時間がかかる。急な作成依頼への心理的な負担も大きかった。本来は患者と向き合う時間や、スタッフ同士の情報共有に充てたい。だが、文書づくりに追われる状況が続いていた。

導入したAI / プロセス

そこで病院は2025年から、「ユビー生成AI」を使った新しいサマリー作成のワークフローを導入した。

ポイントは、AIに任せきりにしない設計だ。生成AIが下書きを作り、最後は必ず担当の療法士が内容を確認する。必要に応じて修正したうえで仕上げる。病院は生成AIを、療法士の専門的判断を置き換えるものではなく、業務を支援する道具と位置づけている。

この「AIが下書きを作り、人が確認して仕上げる」進め方は、報告書や提案書など定型文書の多い職場であれば、医療以外でも取り入れやすい。

今回の取り組みは、院内で使って終わりではない。文書作成の効率や使いやすさ、生成内容の正確性を検証した。その研究成果は、国際医学誌「Cureus」に掲載された。使いやすさを測る指標「System Usability Scale」でも、高い水準の評価を得たという。

「これまで負担となっていたリハビリテーションのサマリー作成業務を効率化することで、スタッフが患者様と向き合う時間や、スタッフ間で情報共有を行う時間を確保しやすくなった点に大きな意義があると考えています」

(出典:蘇生会総合病院 プレスリリース〈2026年6月3日〉担当者コメントより)

成果(数字)

  • リハビリサマリー作成時間の中央値:23分 → 10分(約57%削減)
  • 年間約300件で換算した削減効果:年間約3,900分・約65時間分に相当
  • 使いやすさ評価(System Usability Scale):高い水準

出典: 蘇生会総合病院「生成AI導入でリハビリサマリー作成時間を約57%削減」(2026年6月3日)

株式会社デジタルゴリラ