お問い合わせ
企業事例

ITreatがAI活用の全社定着でこう変わった — 朝礼発表100回・採用対応時間67%削減

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

導入企業概要

株式会社ITreatは岐阜県岐阜市に本社を置くIT企業で、2014年に設立された。従業員37名の体制で、医療・福祉業界向けのWebサイト制作やシステム開発、学会事務局代行などを手がけている。

導入の背景と課題

中小企業にとって生成AIの活用は「何から始めればよいか分からない」という壁が大きい。ITreatでも社内のAI活用は一部の技術者にとどまり、総務や経理などの非エンジニア職が業務に取り入れる動きは限られていた。研修を外部から用意する方法もあったが、「教わったことをやる」にとどまる懸念があったという。

導入したAI・プロセス

2026年2月、同社は「毎週の朝礼で全部署から4名前後がAI活用事例を発表する」仕組みを開始した。特定のツールを指定するのではなく、社員が自分の業務で見つけた「困りごと」をAIで解決し、その過程と成果を全社に共有するスタイルだ。総務・経理・カスタマーサクセス・デザイナーまで職種を問わず全員が対象で、2026年9月28日に通算100回に到達した。37名中33名が平均約3回登壇している。

「最初は自分でできるとは思っていませんでしたが、要素を分解して簡単なものから作り、どんどん機能を増やしていく形で実現しました。」

採用担当者(出典:株式会社ITreat プレスリリース 2026年10月1日)

成果(数字)

・採用応募者への対応:1件あたり15分→5分(15分→5分より算出:約67%削減)
・医療機関向けブログ投稿:1時間弱→約15分
・案件開始時のフォルダ・シート作成:約10分/件→数秒
・請求書照合:目視照合から自動チェックと目視の併用へ移行

業種を問わず再現できるポイント

ITreatはIT企業だが、この取り組みの核は「朝礼で全社員がAI活用事例を発表する」という仕組みにある。実際に登壇した33名の中には総務・経理の社員も含まれており、エンジニアでなくても自分の業務を起点にAIを使い始めている。

同社代表の木村健太氏は「AI活用の起点はツールではなく、現場の『困った』だということです」と述べている(出典:同プレスリリース)。週1回、4名前後が発表するペースは、従業員10名規模の企業でも月1回の全体会議に置き換えれば実施可能だ。自社の業務で「時間がかかっている作業」を1つ挙げることが、最初の一歩になる。


出典: 株式会社ITreat「AI活用事例、社内に100件。岐阜のIT企業ITreat、総務・経理・デザイナーまで社員37名が『自分の業務での使い方』を朝礼で発表」(2026年10月1日)

AI活用の社内展開でお困りですか?

株式会社デジタルゴリラ