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企業事例

CRGホールディングスが生成AI全社活用でこう変わった — 年間約2,900時間の業務時間削減

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

導入企業概要

CRGホールディングス株式会社は東証グロース上場の持株会社(2013年設立)。資本金4億5,200万円、従業員36名(アルバイト・契約社員含む)、いずれも2025年9月末時点。人材派遣紹介・アウトソーシング・AI/RPA・障がい者雇用支援・オンライン通訳・翻訳・宿泊管理など多角的な事業をグループ5社で展開する。

導入の背景と課題

人材サービス事業者として、少子高齢化による構造的な人手不足という社会課題に向き合っている。前期(2026年1月〜9月)は全役員・正社員向けに生成AI研修を配信し、グループ5社から選出した12名のAIマスターが担当業務で効果を検証した。一方、取り組みの軸は「AIを導入すること」「研修を実施すること」にとどまっており、成果をグループ全体に広げるためには社員一人ひとりが自発的にAIを使い始める文化の醸成が課題となっていた。

導入したAI / プロセス

グループ5社の人事・経理・営業・採用・マーケティングなどの部門に属する12名の従業員を「AIマスター」として選出した。AIの専門部署は設けず、それぞれが日常業務を担いながらAI活用の効果を検証する体制が特徴だ。前期は生成AIおよびAI/RPAを実務に取り入れ、業種・職種を横断した事例を積み重ねてきた。今期(2026年10月〜2027年9月)は職種別の実務事例動画を100本超制作し、グループ全社への展開を進める方針だ。

「前期は、グループ5社から選出した社員12名が担当業務でAIの効果を検証した結果、年間約2,900時間の業務時間削減を確認いたしました。」

— CRGホールディングス株式会社(プレスリリース 2026年10月20日)

成果(数字)

・業務時間削減:年間約2,900時間(グループ5社・AIマスター12名の実務検証による)
・1人あたり換算:年間約242時間・月約20時間(2,900時間÷12名の単純計算。CRGホールディングスの公表実績ではなく本記事での試算)

同規模の企業が参考にできるポイント

専門部署を作らずに既存メンバーの兼務でスタートした点は、AIに専任リソースを割けない企業にとって特に参考になる。10名以下の規模であれば、隣の席のエース1〜2名をAI推進担当に指名するところから始めると現実的だ。人事・経理・営業の担当者が同時に取り組む「職種横断で小さく始める」発想は、部門間の壁を意識しなくて済む小規模ならではの強みでもある。事例動画を100本作るのが難しければ、社内チャットや週次会議で「AIでうまくいったことを1つシェアする」ルールを設けるだけで代替できる。


出典: CRGホールディングス株式会社「CRGグループ AI戦略ロードマップ(2026年10月〜2027年9月)発表」(2026年10月20日)

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