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企業事例

コロプラがAI全社活用でこう変わった — 8割が業務時間短縮・現場発の自動化ツール1,091個

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

コロプラとは — モバイルゲーム・XRを手がける東証プライム企業

株式会社コロプラは、2008年設立の東証プライム上場企業。モバイルゲームやXR、メタバース、ブロックチェーンゲームの開発・提供を主力とする。従業員数は566名(2025年9月時点)。本社は東京都港区赤坂。

導入の背景と課題

エンターテインメント業界では、コンテンツの開発スピードと品質を同時に高める必要がある。コロプラは「創作の主体は常に人である」という方針を掲げ、AIを業務効率化のサポーターとして位置づけた。2025年4月にはCIO室配下の専門組織「AIイネーブルメントグループ」を発足させ、最新AIツールの社内導入と定着支援に取り組んできた。

導入したAI・プロセス

コロプラのAI活用の特徴は、トップダウンの号令だけでなく、現場社員がボトムアップで自動化の仕組みを作る点にある。毎週開催の「AIナレッジ共有会」(バックオフィスメンバー向け)やエンジニア向け勉強会を通じ、部門を問わず活用が広がっている。

社員が自主制作した自動化ツールは、GemやBot等のノーコード・ローコードツールが中心だ。実際の現場では、「ステージ作成(セットデータ作成)が、AIで案だし含めた自動化ツールを作って50分の1くらいまで圧縮できた」「大量のCSVやPDFから該当のファイルだけ探す作業が、5分でできるようになった。前は2時間くらいかかっていた」といった声が上がっている。後者のファイル検索改善はゲーム企業に限らず、資料・データが多い中小企業にも直接応用できる取り組みだ。

「コロプラでは、ユーザーさまにより良いエンターテインメントを届けるために、『創作の主体は常に人である』という前提のもと、AIを活用しています」

(出典:株式会社コロプラ プレスリリース 2026年9月18日)

成果(数字)

全社員を対象とした社内調査(有効回答423名)によると、以下の成果が報告されている。

・業務時間削減の実感:社員の81.1%が「AI活用によって業務時間を削減できた」と回答
・1人あたりの削減時間:月間約25.8時間相当
・自動化ツール作成数:社員が合計1,091個の自動化の仕組みを作成(1人平均4.9個、最大30個)
・自動化ツール作成経験:52.7%の社員がツールを自作した経験あり
・企画の質改善:78.5%が「業務上の課題発見や、企画・アイデア出しの質が改善した」と回答
・制作精度向上:発想の質改善を実感した社員のうち91.6%が「実行・制作の精度向上につながっている」と回答

なお、1,091個を従業員566名で割ると1人あたり約2個の計算になる。これは「大企業だから達成できた数字」ではなく、社員1人が2個程度の身近な自動化ツールを作ることの積み重ねだ。10名規模の組織でも、同じ考え方で始めることができる(本記事での試算)。


出典: 株式会社コロプラ「【コロプラAI活用実態調査】8割が業務時間短縮を実感、現場発の自動化ツールは1,000個以上」(2026年9月18日)

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