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企業事例

社員5名の老舗印刷会社ニコーが生成AIで1,000万円の検査装置を数万円で内製化

この記事の監修者 菊池 習平

デジタルゴリラ代表。「まっすぐ誠実に、情熱を持って、大いに楽しみ楽しませる」を信条に、マーケティング・AI組織変革・ビジネスプロデュースを牽引する。

導入企業概要

株式会社ニコーは、創業57年の食品ラベル専門印刷会社だ。社員5名の小規模体制ながら、食品メーカー向けにラベル印刷を手がけている。食品ラベルの印刷現場では、異物混入や印字ミスを防ぐための品質検査と衛生管理が不可欠で、高い基準が求められる業種である。

導入の背景と課題

食品ラベル印刷の現場では、印刷物の品質検査に高額な専用装置が必要とされてきた。一般的な検査装置は1,000万円規模の投資となり、社員5名の小規模企業にとって導入のハードルは高い。加えて人手不足が深刻化し、「高額な設備投資はできない」「採用もままならない」という二重の課題を抱えていた。

導入したAI / プロセス

ニコーは生成AIとカメラ×AIを組み合わせ、製造現場のAI化に踏み切った。操作盤の写真を撮るだけでデータ入力を自動化する仕組みを構築し、カメラ×AIによる事故監視体制も整備した。1,000万円の検査装置の代わりを数万円で自作し、エンジニアを雇うことなく、既存の社員だけで実装を完了させている。セミナー主催の株式会社経営参謀は、エンジニアや高額投資がなくても現場のAI化は可能だとしている。

成果(数字)

検査装置コスト:1,000万円 → 数万円で自作
衛生管理:クレーム0件の体制を構築
データ入力:操作盤の写真撮影で自動化

同じ手法を自社現場に展開するための3ステップ

ニコーのアプローチは食品ラベル印刷に限らない。目視検査・データ入力・設備監視を抱える製造現場であれば、同じ構成が参考になる。

  1. 検査工程を書き出す — まず現場で一番時間がかかっている目視確認・データ入力作業を1〜3件リストアップする
  2. カメラ+AIでの代替可否を検討する — 専用検査装置の見積もりと、市販カメラ+生成AIの組み合わせコストを比較する。数万円で代替できる工程が見つかれば着手サインとなる
  3. 小さくPoC(検証実験)を実施する — 1工程だけで試し、「クレームゼロ」「入力ミスゼロ」等の具体指標で効果を確認してから展開する

出典: 株式会社経営参謀「コストが100分の1に!社員5名の印刷会社が挑んだ『製造現場の生成AI導入』実例セミナーを8月19日(水)に開催」(2026年7月25日)

※本記事はセミナー告知プレスリリースの記載内容に基づいています。

菊池 習平

デジタルゴリラ代表。「まっすぐ誠実に、情熱を持って、大いに楽しみ楽しませる」を信条に、マーケティング・AI組織変革・ビジネスプロデュースを牽引する。