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Dify料金プランを徹底比較|無料・有料・セルフホストの選び方【2026年】

この記事の監修者 千葉 勇志 株式会社デジタルゴリラCOO

AI事業部長として組織変革・AI導入支援を統括。AIと人間力の融合による労働生産性向上に取り組む。

Difyの料金が気になっているけれど、プランの違いやセルフホストのコストまで調べ始めると情報が多すぎて迷う——そんな方は少なくありません。この記事では、2026年6月時点の公式情報をもとに、Sandbox(無料)からTeam($159/月)まで4プランを比較し、クラウド版とセルフホスト版の選び方、規模別のコスト試算まで整理します。

Difyの料金体系は「2層コスト構造」になっている

Difyの料金は2層コスト構造(プラットフォーム料金+LLM API料金)

Difyの料金を正確に把握する第一歩は、まず「2層に分かれている」という構造を知ることです。

プラン料金でできること・できないこと

Difyのプラン料金(月額$0〜$159+)はあくまでプラットフォームの利用料です。作成できるアプリの数・チームメンバーの枠・ナレッジデータの容量など、プラットフォームとしての器の大きさに対して支払う費用になります。

チャットボットが1回応答したりワークフローが1回動いたりする際の「AIモデルの推論コスト」は、このプラン料金とは完全に別勘定。ChatGPTやClaude、Geminiなど、どのLLMを選ぶかによって変動します。

LLM API料金は別途発生する

DifyにOpenAIやAnthropicのAPIキーを自分で設定した場合、モデルの利用料はそれぞれのプロバイダへの直接支払いです。Difyが提供するメッセージクレジットの消費はありません。

一方、Dify内蔵モデルを使う場合はクレジット消費の対象です。クレジットは処理内容の複雑さによって消費量が変わるため、「1クレジット=1回」という単純な計算は当てはまりません。この点の事前把握が、予算計画の精度を大きく左右します。

「LLMのAPI料金が別途かかるとは知らなかった」という声は実際に多く、見落としやすい盲点の一つです。OpenAI APIの料金体系については「【2026年最新】ChatGPT API料金を徹底解説|モデル別単価・計算方法・コスト削減術」もあわせて参照してください。

出典:Dify · Plans and Pricing
https://dify.ai/pricing

Difyの料金プラン一覧【2026年最新】

Difyの料金プラン比較表(Sandbox/Professional/Team/Enterprise)

Dify料金ページの画面
出典:Dify公式サイト(https://dify.ai)(2026年6月時点)

Difyには2026年6月時点でクラウド版に4つのプランが用意されています。それぞれの詳細を見ていきましょう。

Sandbox(無料)

個人利用や初期検証に向けたプランです。

項目 内容
月額料金 $0
メッセージクレジット 200
チームメンバー 1名
アプリ数 5個
ナレッジドキュメント 50個
Knowledge Data Storage 50MB
Knowledgeリクエストレート 10件/分
APIレートリミット 5,000件/月
サポート コミュニティのみ

200クレジットは機能を試すには十分ですが、本番運用では数日で枯渇することが多いため、継続利用するなら最初から有料プランへの移行を前提に計画を立てておきましょう。

Professional($59/月)

3名のチームでの業務利用を想定したプランです。年払いを選ぶと月換算で約$49になり、年間$118の節約になります(公式:「Save $118 with annual billing」)。

項目 内容
月額料金 $59/ワークスペース
年払い(月換算) 約$49
メッセージクレジット 5,000/月
チームメンバー 3名
アプリ数 50個
ナレッジドキュメント 500個
Knowledge Data Storage 5GB
Knowledgeリクエストレート 100件/分
サポート メールサポートあり

Team($159/月)

50名まで対応できる、中規模チーム向けのプランです。年払いで月換算約$132、年間$318の節約です(公式:「Save $318 with annual billing」)。

項目 内容
月額料金 $159/ワークスペース
年払い(月換算) 約$132
メッセージクレジット 10,000/月
チームメンバー 50名
アプリ数 200個
ナレッジドキュメント 1,000個
Knowledge Data Storage 20GB
Knowledgeリクエストレート 1,000件/分
サポート 専任サポートあり

Enterprise(要問い合わせ)

高可用性構成・SSO・監査ログ・ホワイトラベルなど、大企業向けの要件に対応するプランです。金額は個別見積もりになります(公式:「Exploring enterprise options? Contact us」)。具体的な金額は公式ページに掲載されていないため、Sales担当への問い合わせが要ります。

なお、学生・教育者はDifyを無料で利用できます(公式:「Dify is free for students and educators.」)。

出典:Dify · Plans and Pricing
https://dify.ai/pricing

Difyの活用方法についてお気軽にご相談ください

Difyの料金プラン選定や社内AI活用の進め方についてお悩みでしたら、デジタルゴリラにご相談ください。プラン比較から実装支援まで、貴社の規模・要件に合わせてご提案します。

無料相談はこちら

DifyのSandbox(無料)は何日で使い切れる?限界と注意点

無料枠200クレジットの消費イメージ

Sandboxプランの200クレジットは、使い方次第で数日〜数週間の幅があります。

Dify内蔵モデルを使って高性能なLLM(GPT-4oやClaude 3.5 Sonnet等)に問い合わせを繰り返す場合、1回の処理で複数クレジットを消費することがあります。一方、APIキーを自前で設定すればクレジット消費はゼロです。

Sandboxプランで実運用を検討するなら、まず自前のAPIキーを設定して動作確認だけに使うのがおすすめです。機能の限界(アプリ5個・メンバー1名)を踏まえると、チームで使いたい場合は早めにProfessional以上への移行を前提に計画を立てておきましょう。

クレジット枯渇時の挙動

Dify内蔵モデルの利用中にクレジットが枯渇すると、AIへの問い合わせが応答しなくなります。アプリの設定・編集・ワークフローの構築自体は引き続き行えますが、内蔵モデルを使ったテスト実行は強制停止です。

自前のAPIキーを設定している場合は、クレジット残量にかかわらず動作が継続します。そのため本番運用ではAPIキー設定が欠かせません。毎月初めにクレジットはリセットされますが、繰り越しはない点も覚えておきましょう。

出典:Dify · Plans and Pricing
https://dify.ai/pricing

クラウド版とセルフホスト版、どちらを選ぶ?

クラウド版とセルフホスト版の6軸比較

Difyはクラウド版(Dify Cloud)のほかに、オープンソースのCommunity Editionをセルフホストする選択肢があります。どちらがよいかは、組織の体制と要件によって変わります。

比較軸 クラウド版 セルフホスト版
Dify本体の費用 $0〜$159+/月 無料
サーバー費用 不要 別途必要
セットアップ 即日利用可能 Docker等の知識が必要
データ保管場所 Dify社サーバー 自社サーバー
カスタマイズ性 プラン制限内 自由度が高い
スケール上限 プラン別 サーバースペック次第
サポート プラン別 コミュニティのみ(無料版)

社内の機密データをDify外に出せない場合は、セルフホストが有力な選択肢です。一方、インフラ管理の手間を省いて早期に立ち上げたい場合はクラウド版が選ばれやすいです。

セルフホストの本当のコスト(TCO)

「Difyが無料で使える」という言葉には落とし穴があります。Dify本体のライセンスは無料でも、動かすためのサーバー費用が別途かかります。

目安として(いずれも公式非公開の参考値です)、小規模構成(2〜4コア・8GB RAM)のVPSでは月$50〜100程度、AWS上でEC2+RDS+Redis+ロードバランサーを組んだ中規模構成では月$300〜350以上です。さらに、インフラの構築・運用にエンジニアの工数が発生することも忘れないようにしてください。

これらの人件費込みの総コスト(TCO)で比較すると、クラウド版のTeamプラン($159/月)のほうが割安になるケースも少なくありません。

商用利用ライセンスの注意点

DifyのCommunity EditionはApache License 2.0の修正版が使われています。単一テナントでの社内利用は可能ですが、複数のテナント環境でサービスを提供するマルチテナント運用では商用ライセンスの取得が前提です。また、フロントエンド(webディレクトリ)からDifyのロゴや著作権表記を削除・修正することは禁じられています。

SaaS的に複数の顧客へDifyベースのサービスを提供したい場合は、事前にライセンス条件を確認してください。

Dify Premium on AWS

AWS Marketplaceには「Dify Premium on AWS」が提供されており、$0.30/時間(月約$216・参考値)で利用できます。AWSのインフラに慣れているチームにとっては、セルフホストよりも管理負荷を抑えながらデータを自社環境に置ける有力な選択肢です。

Claude Codeなど他のAIツールのコスト感と比較したい場合は「Claude Code料金プランを徹底比較|プロが選ぶ最適プラン【2026年最新】」もご参照ください。

出典:Dify GitHub LICENSE
https://github.com/langgenius/dify/blob/main/LICENSE

出典:Dify · Plans and Pricing
https://dify.ai/pricing

Difyの社内活用でお困りですか?

【企業・IT部門向け】Difyプラン選定の判断フローと規模別コスト試算

規模別Difyプラン選定フロー

プランの数字を並べても、自社にどれが合うかは規模と用途次第です。ここでは規模別に整理します。

個人・PoC検証フェーズ

まずSandboxで試す一択です。APIキーを自前で設定してワークフローの動作確認やRAGの検証を行い、本番移行の判断材料にしてください。コスト$0なので、スモールスタートとしては最も低リスクです。

小規模チーム(〜3名)

Professional(月払い$59)が第一候補です。5,000クレジット/月で3名が利用する場合、内蔵モデルへの依存度が低ければ継続して動かせます。年払いなら月換算約$49になるため、年間利用が確定しているなら年払いを選ぶほうが$118の節約です。

中規模チーム(5〜50名)

Teamプラン(月払い$159)が有力な選択肢です。50名・200アプリ・20GBというスペックは、複数部門でDifyを横断利用する際にも十分な余裕があります。LLM API料金は別途かかるため、月間の想定API呼び出し量をあらかじめ見積もっておきましょう。Difyで自動化できる業務の幅を広げたい場合は、コード生成AIとの組み合わせも選択肢の一つです。「AIコーディングとは?仕組み・主要ツール比較・企業導入のポイント」も参考にしてください。

生成AIツールの選定を複数サービスと比較しながら進めたい場合は「【2026年最新】生成AI比較10選!導入の手順まで徹底解説」も参考にしてください。

大企業・エンタープライズ要件

SSO・監査ログ・高可用性構成・ホワイトラベルが必要な場合はEnterpriseプランの一択です。金額は個別見積もりのため、公式のContact Salesから問い合わせてください。セルフホスト版でマルチテナント運用を検討している場合も、商用ライセンスの取得が必要になるため同様に公式への確認が先決です。

出典:Dify · Plans and Pricing
https://dify.ai/pricing

Difyの料金に関する注意点:為替リスクと改定頻度

Dify料金の注意点3つ

Difyの料金を検討する際に見落としがちな注意点を3点まとめます。

1. ドル建てのため円換算額は変動する

DifyのプランはすべてUSD建てです。為替レートによって実質負担額が変わります。円安が進むと月額料金が想定より高くなる可能性があるため、予算は「USD基準」で設定するか、ある程度の変動余地を持たせておくことをおすすめします。記事内で円換算を断言しないのはこのためです。

2. 料金改定が頻繁に行われる

DifyはSaaSとして急成長中のプロダクトであり、プランの内容や価格が改定されることがあります。本記事は2026年6月14日時点の公式情報をもとにしていますが、導入を検討する際は必ず公式ページ(https://dify.ai/pricing)で最新の情報を確認してください。

3. メッセージクレジットの消費は一定でない

クレジットは処理内容の複雑さによって消費量が変わります。シンプルなチャット応答と、大量のドキュメントを参照するRAGワークフローでは消費速度が大きく異なります。実際に使いながら月間消費量を把握してから、プランのアップグレードを判断するのが堅実なアプローチです。

出典:Dify · Plans and Pricing
https://dify.ai/pricing

株式会社デジタルゴリラのAI導入支援について

株式会社デジタルゴリラは、ChatGPT・Claude・DifyなどのAIツールを活用した業務効率化を支援しています。「どのプランを選べばいい?」「社内データをどう活用すべき?」「セキュリティが心配で踏み出せない」——そんな段階から一緒に考え、貴社に合ったAI活用の形をご提案します。

DX推進の担当者やIT部門の方を中心に、プラン選定から実装・社内展開まで一気通貫のサポートです。まずは現状の課題をお聞かせください。

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Dify料金についてよくある質問

Difyの無料プランでできることは何ですか?

Sandboxプランでは、アプリを最大5個作成し、1名でDifyのすべての基本機能(チャットボット・ワークフロー・AIエージェント)を試せます。メッセージクレジットは200で、Dify内蔵モデルを使った際に消費されます。自前のAPIキーを設定した場合はクレジットの消費対象外です。本番運用よりも機能確認・PoC目的に向いています。

Difyの有料プランはいくらから始められますか?

Professionalプランが月払い$59(年払いで月換算約$49)からです。チームメンバー3名・アプリ50個・5GBのKnowledge Data Storageが利用でき、メールサポートも含まれます。年払いを選べば年間$118の節約です。なお料金はドル建てのため、円換算は為替レートによって異なります。

Difyはセルフホストで無料で使えますか?

Dify本体(Community Edition)のライセンスは無料ですが、動かすサーバー費用が別途かかります。小規模なVPSでも月$50〜100程度(参考値・公式非公開)が目安です。また、複数の顧客向けにサービスを提供するマルチテナント運用には商用ライセンスが必要で、フロントエンドからのロゴ削除も禁止されています。完全無料ではない点はあらかじめ押さえておいてください。

DifyのEnterpriseプランはいくらですか?

金額は非公開で、個別見積もり対応です(公式:「Exploring enterprise options? Contact us」)。SSO・監査ログ・高可用性構成・ホワイトラベルなどの大企業向け機能が含まれます。なお「年$150,000」という数値がネット上で見られることがありますが、公式ページには記載がなく未検証情報のため、鵜呑みにしないでください。

DifyのプランにはLLM(AIモデル)の利用料は含まれていますか?

含まれていません。Difyはプラットフォームの利用料と、LLMのAPI利用料が独立した2層コスト構造です。OpenAIやAnthropicのAPIキーを自前で設定した場合、AIモデルの利用料はそれぞれのプロバイダへの直接支払いになります。Dify内蔵モデルを使う場合のみ、メッセージクレジットを消費します。

まとめ:Difyの料金プランと選び方

Difyの料金はプラットフォーム費用とLLM API料金が独立する2層構造であり、この把握が予算設計の出発点です。規模別の目安はSandbox(無料)→Professional($59/月)→Team($159/月)で、セルフホストはTCOでクラウド版が有利なケースも多くあります。Difyの料金プラン選定や活用方法を相談したい方は無料相談はこちらからどうぞ。

Difyの社内活用でお困りですか?

千葉 勇志 株式会社デジタルゴリラCOO

AI事業部長として組織変革・AI導入支援を統括。AIと人間力の融合による労働生産性向上に取り組む。