人材紹介のTYLがAIの不正クリック検知で広告費を見直し — 毎月数十万円規模が返金に
導入企業概要
株式会社TYLは、動物病院・ペット業界・畜産・食品業界に特化した人材紹介事業を主軸に展開する企業だ。人材紹介はWeb広告経由の集客が成果を大きく左右する業態で、同社も検索広告に相応の予算を投じてきた。今回、アドフラウド(広告不正)対策ツール「Spider AF」(株式会社Spider Labs提供)を導入し、不正クリックによる広告費の浪費という見えにくい課題に手を打った。
導入の背景と課題
Web広告には、人間ではない不正なクリックや、広告費を不正に搾取することを目的とした質の低いサイトへの配信が紛れ込む。これが「アドフラウド」だ。業界では、最大で広告費の51%がアドフラウドによって発生しているとも言われている。
TYLでも、Google検索パートナー上で広告費を不正に搾取する質の低いサイトが散見され、広告配信の一部を停止せざるを得ない状況にあったという。同社は導入前、毎月数百万円規模の広告費を無駄にしているのではないか、という感覚を抱えていた。人材・不動産・美容医療のように競合性が高くCPA(顧客獲得単価)が高騰しやすい業界ほど、こうした不正クリックの標的になりやすい。コストをかけているのに、その何割かが「見えないザル」から漏れている——これは広告予算を持つ多くの中小・中堅企業に共通する盲点だ。
たとえば月額の広告費が500万円の企業で、仮にアドフラウド率を控えめに10%と見積もっても、月50万円が見えないコストとして漏れている計算になる(※これはTYLの実績ではなく、読者が自社規模に当てはめて考えるための一般的な試算例だ)。
導入したツール / 検知プロセス
導入した「Spider AF」は、Bot判定の仕組みと独自データベースを活用した検知(いずれもSpider AFが公表する仕組み)により、不正なクリックやトラフィックを自動で識別するアドフラウド対策ツールだ。広告タグを設置するだけで、不正クリックを自動で検知・ブロックする。
ポイントは、人手では追いきれない大量のクリックの「質」を自動判定し、無駄打ちになっている配信先を切り離す点にある。広告運用担当者が一件ずつ不審なアクセスを目視チェックする必要がなくなり、本来届けたいユーザーに予算を集中できるようになる。導入のハードルがタグ設置で完結する手軽さも、専任の運用体制を持ちにくい企業にとって現実的だ。
「広告費の出稿額が大きい企業は、一度トライアルを試してみる価値が大いにあると思います。特に、人材、不動産、美容医療といった、競合性が高くCPAが高騰しやすい業界は、不正クリックのターゲットにされやすい傾向があります。心当たりがある企業は、リスクヘッジのためにも導入を検討すべきでしょう。」
(株式会社TYL マーケティング企画部 部長 野村豊氏/出典:株式会社Spider Labs プレスリリース)
成果(数字)
- 株式会社TYLでの実績:不正クリックの検知・ブロックにより、毎月数十万円規模の広告費が返金されるようになった
- 導入前に抱えていた課題認識:毎月数百万円規模の広告費を無駄にしているのではという「感覚」があった(※これは実績削減額ではなく、導入前の課題認識)
出典: 株式会社Spider Labs「Spider AFを株式会社TYLに提供、毎月数十万円の広告費返金でツール利用料を上回る費用対効果を実現」
