三十三銀行がbellSalesAIで面談記録作成時間を最大60分以上削減 — 地方銀行の営業DX事例
導入企業概要
株式会社三十三銀行は三重県四日市市に本店を置く地方銀行(資本金374億円、設立2021年5月1日)。個人・法人向けの幅広い金融サービスを提供する。個人営業職員が対面・訪問で顧客と商談を行う機会が多く、営業現場の業務効率化が課題となっていた。
導入の背景と課題
同行の営業職員は顧客との面談中にメモを取りながら会話を進めていたが、「メモをとりながらの会話は負荷が大きい」という状況が続いていた。面談が長時間に及ぶケースも多く、帰店後の面談記録作成では断片的な手書きメモと記憶に頼らざるを得ず、1件あたり最大30分以上を要する場合もあった。
こうした課題は銀行営業に限らず、不動産仲介や保険営業など対面商談を軸とする中小企業の営業チームにも共通する。「記録のための時間」が増えるほど、顧客との関係構築に使える時間が圧迫されるという構造は業種を問わない。
導入したAI / プロセス
2026年5月に導入したのは、ベルフェイス株式会社が提供する「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」。同製品はSalesforce入力効率化に特化しており、AIが商談会話から必要項目を自動抽出してCRMへ記録する仕組みを持つ。操作方法は対面商談ではスマホアプリ、Web商談ではPCアプリに対応し、独自AIが情報の抽出と構造化を高精度で行う。金融商品の面談には規制対応上の記録義務があるため、自動記録の効果が一般企業より大きく出やすい点も、この事例が高い削減率を達成した背景にある。
「メモはスマホに任せ、行員は面談に集中することができます。面談内容も迅速かつ正確に要約してくれますので、帰店後の面談記録作成時間も大幅に削減できます」
(出典:株式会社三十三銀行 プレスリリース 2026年5月18日)
成果(数字)
- 面談記録作成時間:最大60分以上削減(本部実績)
- 平均削減幅:1件あたり10〜30分削減(手入力30〜45分に対し30〜60%程度の効率化)
出典: 株式会社三十三銀行「株式会社三十三銀行、「bellSalesAI」導入で面談記録作成時間を最大60分以上削減、顧客との対話に集中できる営業環境の実現を目指す」(2026年5月18日)
