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フェイスネットワークがAIエージェントでこう変わった — 物件情報入力時間を約90%削減

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

フェイスネットワークとは — 東京城南3区の不動産デベロッパー

株式会社フェイスネットワークは、東京城南3区(世田谷区・目黒区・渋谷区)を中心に、新築一棟RCマンションの開発・販売を主軸とする不動産デベロッパーです。土地の仕入れから設計、施工、賃貸募集、物件管理、販売までを一貫して提供し、開発実績は300棟を超えます。

導入の背景と課題

事業拡大に伴い、用地の事業性評価や設計検証に必要な図面・法律文書・過去案件などのデータが社内に蓄積されていました。しかし、その活用は経験豊富な社員の知識や判断力に依存しており、属人化が進んでいました。加えて、多くの関係者が携わる開発プロジェクトにおいて、進捗情報や課題をリアルタイムで共有する仕組みの高度化も求められていました。

導入したAIと運用プロセス

同社は Salesforce の AIエージェントプラットフォーム「Agentforce」を導入しました。データ基盤として「Data 360(旧称Data Cloud)」を活用し、社内に散在していた業務データを統合。そのうえで、用地事業性評価・設計検証・進捗管理・設計ガイドライン確認の4領域にAIエージェントを構築しました。導入からわずか半年で全社展開を実現しています。

「Agentforceの導入にあたり、最初に取り組んだのは『データを信頼できる状態にすること』でした」

今関真輔(総務人事部 情報システム課長 / 株式会社フェイスネットワーク)(出典:株式会社セールスフォース・ジャパン PR TIMES プレスリリース 2026年9月28日)

成果(数字)

・物件の仕入れ情報の入力時間:従来1件あたり約5分 → 約30秒(約90%削減)
・設計基準・ルールの確認作業:従来5〜30分 → 利用者の80%が3分以内、40%が1分以内に必要な情報へアクセス

自社に置き換えるなら — 不動産業以外でも使える3つのポイント

フェイスネットワークは開発実績300棟超の不動産デベロッパーですが、この事例の仕組みは業種・規模を問わず応用できます。

1. 「データを信頼できる状態にする」が先。 AIを入れる前に、まず業務データの棚卸しと整理が必要です。Excelで管理している取引先リストや見積履歴の整備から着手できます。

2. 90%削減の正体は「既存データの自動転記」。 物件情報の入力時間が劇的に減ったのは、蓄積されたデータをAIが自動で入力欄に転記する仕組みによるものです。見積書・受注伝票・日報など、過去データを参照しながら埋める定型入力は同じ構造で効率化できます。

3. 「4領域に絞った段階導入」で半年全社展開。 一度に全業務をAI化せず、効果が出やすい4つの業務に絞って導入し、成功体験を社内に広げました。中小企業であれば「まず1業務」から始めるのが現実的です。


出典: 株式会社セールスフォース・ジャパン「Salesforce、フェイスネットワークによるAgentforceの導入・活用の取り組みを発表」(2026年9月28日)

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