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クラスコが不動産業務にAI全社導入でこう変わった — 1年で売上2億円増・22,862時間削減

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

導入企業概要

株式会社クラスコ・ホールディングス(石川県金沢市、代表取締役 小村典弘)は、1963年設立・創業62年の不動産会社だ。売買・賃貸・管理・仲介・建売住宅を手がけている。

導入の背景と課題

不動産業界では、リスト照合・物件紹介文の作成・初期費用の算出といった定型業務に多くの時間が割かれている。クラスコでも人件費の8割が情報検索や単純作業といった非生産的な業務に消えていた。加えて、営業の新人育成に3ヶ月を要し、指導する上司の拘束時間も大きな負担になっていた。代表の小村氏はAI活用を「企業が生き残るための鍵」と位置づけ、全社的な導入を決断した。

導入したAI / プロセス

2024年7月にGoogle Workspace(GWS)を全社導入し、AIとしてGeminiの活用を全スタッフに展開した。営業現場ではリスト照合、物件紹介文の作成、初期費用算出などを自動化。さらに、創業62年で蓄積した営業ノウハウをAIに学習させた「AIロープレ」を教育システムとして導入した。客観的なAI評価と反復練習により、新人が実践レベルに達するまでの期間を大幅に短縮している。毎朝の全社朝礼で「誰が、どの業務を、どう改善したか」というAI活用事例を共有し、月1回のAI活用共有会も開催するなど、組織全体での定着を推進している。

同社が公表しているAI導入の基本認識は以下のとおりだ。

「AIこそが、人手不足とインフレ時代において企業が生き残るための鍵になる」

(出典:クラスコ・ホールディングス プレスリリース 2026年4月14日)

この認識のもと、「全ての業務にAIを」をスローガンに掲げ、特定部署だけでなく全社横断でAIを業務に組み込んだ点がクラスコの特徴だ。

成果(数字)

導入1年間での実績は以下のとおり。人件費の8割が非生産的業務に消えていた状態からの変化だ。

  • 売上:2億円増
  • 業務効率化:22,862時間削減(1年間の累計)
  • コスト削減:6,800万円削減
  • 成約率:1.4倍に向上(従来比)
  • 新人育成期間:3ヶ月→2ヶ月(33%短縮)
  • 指導工数:83%削減(1店舗あたり指導時間1,000分削減)

出典: クラスコ・ホールディングス「【クラスコ】AI導入1年で、売上2億円増・業務効率22,862時間・コスト6,800万円削減を実現」(2026年4月14日)

株式会社デジタルゴリラ