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JA全農ひろしまが問い合わせ対応をkintone×AIで効率化 — 1件60〜90分が約10分に

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

導入企業概要

全国農業協同組合連合会広島県本部(通称:JA全農ひろしま)は、農産物の集荷・販売や生産資材の供給を担う農業協同組合の広島県組織である。今回、業務改善プラットフォーム「kintone」(全国42,000社以上が利用)と生成AIを連携させたサービスを導入し、消費者からの問い合わせ対応業務にAIを組み込んだ。

導入の背景と課題

地方組織からの申請で生成AIの業務利用が全国的に承認されたのは、JA全農として初めてのケースだという。その背景には、全社的なAI活用の進み方がある。JA全農全体では2025年10月からMicrosoft Copilotが全職員向けに提供され、個人業務でのAI活用は広がっていた。ただし、業務プロセスそのものに生成AIを自然な形で組み込むことは、依然として課題だった。

消費者向けWebサイトの問い合わせ対応では、担当者が返信文案を一から作成していた。さらに紙に印刷して上司の確認を仰ぐ必要もあった。そのため1件あたり60〜90分かかることもあり、返信品質が担当者のスキルに左右される属人化も悩みの種だった。

導入したAI / プロセス

導入したのは、M-SOLUTIONS株式会社が提供する「Smart at AI for kintone Powered by GPT」(通称:Smart at AI)。kintone内のデータを活用し、テキスト・画像生成をkintone上で安全に行える連携サービスだ。

Webフォームから届いた問い合わせはkintoneに自動で取り込まれ、AIが返信文案を自動生成する。担当者はその文案を確認・修正し、kintone上のワークフローで上司承認を経て返信する。注目したいのは、全社員がAIを習得する前提を取らなかった点だ。各部署のキーマンが業務に組み込むことで、一般職員は意識せず恩恵を受けられる状態を目指している。

「全員が生成AIを使いこなすのは現実的ではなく、各部署のキーマンが業務に組み込むことで、一般職員は意識せず使える状態が理想」

(出典:M-SOLUTIONS株式会社 プレスリリース〈2026年6月4日〉より、JA全農ひろしまのビジョンとして紹介)

成果(数字)

  • 返信文案の作成業務:従来1件あたり60〜90分 → 約10分に短縮
  • 月に10件ほど発生する同業務で、月換算で約8〜13時間の工数を創出
  • 問い合わせ対応のリードタイム:平均2〜3営業日 → 平均1〜2営業日に短縮

出典: M-SOLUTIONS株式会社「kintone×AI連携サービス「Smart at AI」、JA全農ひろしまが導入」(2026年6月4日)

株式会社デジタルゴリラ