IT導入補助金が「デジタル化・AI導入補助金」に刷新 ── AI活用に最大450万円の補助
中小企業のIT投資を支えてきた「IT導入補助金」が、2026年度から「デジタル化・AI導入補助金」へと名称を変えた。単なる名前の差し替えではない。AI機能を持つツールが制度上はっきりと位置づけられ、補助対象として正面から使えるようになった。たとえばAI-OCRによる請求書処理の自動化や、AIチャットボットによる問い合わせ対応なども、補助の対象になりうる。
何が変わったか
最大の変更点は、AIの扱いだ。事務局公式サイトの「ITツール検索」で「AI機能を有するツール」が明記され、絞り込み検索ができるようになった。つまり、補助対象としてAI活用が制度上はっきり認められた形になる。これまで「AI導入に補助金は使えるのか」が曖昧だった中小企業にとって、判断の入り口が分かりやすくなった。
補助額と対象
補助額は申請枠によって異なる。中心となる通常枠は補助率1/2〜2/3、補助上限450万円。ほかに、インボイス対応類型(上限350万円・補助率3/4〜4/5)、セキュリティ対策推進枠(上限150万円・補助率1/2〜2/3)が用意されている。対象は中小企業・小規模事業者で、申請にあたっては登録されたIT導入支援事業者との連携が前提となる。
申請スケジュール
申請は複数回に分かれている。2次締切は2026年6月15日(月)17:00。その後も3次が7月21日、4次が8月25日と続く予定だ(いずれも17:00締切)。
「デジタル化・AI導入補助金」で ITツール・AI導入による生産性向上を支援!
── 中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金」制度案内(事務局公式サイト https://it-shien.smrj.go.jp/ )
なお、補助額や補助率はツールの種別・申請要件によって異なる。申請を検討する際は、必ず公式サイトで最新の要件を確認してほしい。
出典: 中小企業庁「デジタル化・AI導入補助金2026 公募要領」(2026-03-10公開・2026-06-09確認)、デジタル化・AI導入補助金2026 事務局公式サイト
