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企業事例

カウネットが月間1万件の全通話をAI解析 — 問い合わせ急増時も電話を4分の1に削減

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

導入企業概要

株式会社カウネットは、コクヨグループのEコマース事業の中核を担う企業。文具・オフィス用品のオンライン販売「カウネット」と、ギフト・贈答品の「べんりねっと」を運営している。年間32万件超のVOC(顧客の声)を取り扱うコンタクトセンターを持つ。

導入の背景と課題

年間32万件超のVOCが寄せられていたが、優先度の高いものしか改善に活かせていなかった。オペレーター評価も1人あたり月1〜2通話のサンプリングにとどまり、特定事象の調査には1週間かかるケースもあった。顧客の声を網羅的に把握し、素早く施策へ反映する仕組みが求められていた。

導入したAI / プロセス

2024年12月に音声テキスト化ツールを導入済みだったカウネットは、続いてVOCデータ活用プラットフォーム「Flyle(フライル)」を導入した。

Flyleは月間約1万件の全通話をAIで自動解析・スコアリングし、VOCを定量的なダッシュボードで可視化する。サンプリング評価から全通話のAI評価へ移行したことで、応対品質向上と新人育成の加速が実現した。以前1週間かかっていた調査が、「昨日起こったことが今日可視化できる」スピード感へと変わった。

「ダッシュボードによる定量的なレポートで他部門への共有の納得感も格段に高まりました」
── 間宮賢治氏・倉科裕充氏・薄葉豊氏(カウネット CX戦略部)出典:株式会社フライル プレスリリース 2026年7月6日

成果(数字)

  • 月間約1万件の全通話をAI評価に移行(サンプリング1〜2件から全件対応へ)
  • 問い合わせ急増時も、200件超の電話が翌日に50件ほどまで減少(約4分の1に削減)
  • 特定事象の調査が翌日に可視化できるスピード感へ変化
  • 翌日にFAQとWeb導線の改善が可能な体制を構築

「月次サンプリングしか見えなかった」から「翌日に全VOCを分析して動ける」への転換は、コンタクトセンターを持つ中小企業にも応用できる。まず音声テキスト化ツールを導入して通話データを蓄積し、その後AI解析ツールと組み合わせるという段階的なアプローチは、専任アナリストがいない会社でも取れる現実的な手順だ。


出典: 株式会社フライル プレスリリース(PR TIMES)2026年7月6日 「カウネットがお客様価値向上のためFlyleを活用し、月間1万件・全通話の応対品質評価・育成をAIで実現。」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000076399.html

株式会社デジタルゴリラ