企業事例
蘇生会総合病院がリハビリサマリー作成をAIで効率化 — 作成時間を約57%削減(23分→10分)
この記事の監修者
株式会社デジタルゴリラ
導入企業概要
医療法人社団蘇生会(蘇生会総合病院)は、京都府京都市伏見区に所在する290床の総合病院。1952年創業で急性期・回復期・療養と幅広い機能を持ち、職員数は873名。年間約300件のリハビリテーション退院サマリーを作成している。
導入の背景と課題
リハビリテーション退院サマリーは、セラピストが患者の退院時に作成する引き継ぎ文書だ。1件あたりの作成時間(中央値)は23分かかっており、担当者ごとに記載内容のばらつきが生じていた。また、急な作成依頼が入った際の心理的負担も現場の課題となっていた。業務の標準化と効率化が急務だった。
導入したAI / プロセス
Ubie株式会社が提供する「ユビー生成AI」を導入。患者情報を入力するとAIが退院サマリーの下書きを自動生成する仕組みで、構造化・要約・文章化の各工程をAIが担う。ポイントは、療法士による最終確認と修正を必須とする品質管理体制を設けた点。AIが生成した下書きをそのまま提出するのではなく、専門家の目を通すワークフローを徹底している。2025年より運用を開始し、本取り組みの研究結果が国際医学誌「Cureus」に掲載された。
「生成AIは療法士の専門的判断を置き換えるものではなく、現場の業務を支援するためのツール」
(出典:医療法人社団蘇生会 プレスリリース 2026年6月3日)
成果(数字)
- リハビリサマリー作成時間:約57%削減(1件あたり23分→10分)
- 1件あたりの短縮時間:13分
- 年間300件換算(PR TIMES掲載のプレスリリースに記載された換算値):約3,900分(約65時間)相当の削減
- ユーザビリティ評価(SUS):高いスコアを記録、統計的有意性も確認済み
※「年間約3,900分(約65時間)」はPR TIMES掲載のプレスリリースに記載された換算値であり、同病院が計測した実測値ではない。
出典: 医療法人社団蘇生会「生成AI導入でリハビリサマリー作成時間を約57%削減。蘇生会総合病院の医療DX研究が国際医学誌Cureusに掲載」(2026年6月3日)
画像出典: 同上(PR TIMESメディア利用ポリシー準拠)
