xAI Grok Team Bots公開 10種プラグイン連携・Slack対応の共有AI機能
xAIは2026年9月28日、同社のAIチャットボット「Grok」にチームメンバーが共同利用できるAI「Team Bots」を追加した。各自の会話を非公開のまま保ちつつ、ファイル・指示・スキルなどの共有コンテキストをチームで保持できる。企業向けのTeams・Enterpriseプランで公開ベータが始まった。
Team Botsの概要と連携先
Bot作成ではファイルのアップロード・カスタム指示の設定・スキルの有効化を組み合わせてBotを構成し、チーム全体に公開する。Slack連携では専用のBotハンドルが割り当てられ、チャンネル内から直接呼び出せる。各BotのコンテキストはチームBot全体で共有されるが、メンバー個人の会話ログは非公開に保たれる。対応プラグインはSalesforce・Notion・GitHub・Gong・Linear・Hex・Datadog・Cursor・Databricks・Statsigの10種で、業務ツールへの直接接続を前提とした設計だ。なお、Gong・Linear・Hexなど大企業向けツールも含まれており、日本の中小企業では主にNotion・GitHub・Slackの3つが実用的な連携先となる。
米国の保険会社Harper社では、3つのプラットフォームで手動対応していた顧客向け残高確認と個別メール送信をTeam Botで自動化した。Botの構築には24時間を要した。数百件の保険契約で顧客側のコスト節約額は12万ドル以上に達した。
“We built a Team Bot in 24 hours to automate this, saving our customers over $120,000 from hundreds of policies.”
(筆者意訳:24時間でTeam Botを構築し、数百件の保険契約で顧客側のコスト節約額は12万ドル以上になった。)
Dakotah Rice(CEO / Harper)(出典:xAI 公式ブログ 2026年9月28日)
中小企業での活用例
10種の連携プラグインのうち、Notion・GitHub・Slackの3つは日本の中小企業でも普及しているツールだ。たとえば社内ナレッジをNotionに蓄積しているチームなら、Team BotにそのナレッジをBotとして読み込ませ、新人オンボーディングBotなどとして活用できる可能性がある。GitHubとの連携ではリポジトリ情報を共有してコードレビュー支援や仕様確認の効率化が想定され、Slack連携ではチャンネル上でBotを直接呼び出して情報共有を効率化できる。
なお、日本語インターフェースについては2026年10月時点でxAI公式の明示的な記述はない。
料金プランと利用条件
Team BotsはTeams・Enterpriseプラン限定の機能で、個人の無料プランは対象外だ。2026年10月時点でTeamsおよびEnterpriseプランの具体的な価格はxAI公式サイトに掲載されておらず、利用には営業窓口への問い合わせが必要とみられる。
出典: xAI「Team Bots」(2026-09-28)
