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OpenAI、GPT-5.6 SolをCerebras上で750トークン/秒で提供開始──従来GPU比10倍の推論速度

この記事の監修者 株式会社デジタルゴリラ

OpenAIは2026年7月、次世代モデル「GPT-5.6 Sol」をCerebrasのウエハースケールチップWSE-3上で提供開始すると発表しました。推論速度は最大750トークン/秒で、従来のNvidia GPU環境(40〜120トークン/秒)と比較して約10倍の高速化を実現しています。

発表の概要

GPT-5.6 Solは、コーディング・科学・サイバーセキュリティ分野で強化された次世代モデルです。推定パラメータ数は約3兆(アクティブ150B・70層)とされ、1ウエハーに約1層を割り当てる構成で70〜100枚のCerebrasウエハー上に展開されます。

実務面での変化は明確です。 たとえば10万トークンのエージェント推論チェーン(AIが複数ステップの分析を自律実行する処理)は、従来50トークン/秒の環境では約2,000秒(33分超)かかっていました。750トークン/秒では約133秒(2分強)に短縮され、バックグラウンドジョブではなく対話的なワークフロー内で完結します。

提供開始時は限定顧客向けで、Cerebrasの処理能力拡大に伴い順次拡大予定です。OpenAIはCerebrasと200億ドル規模の複数年推論契約を締結しています。

“We are launching GPT-5.6 Sol on Cerebras at up to 750 tokens per second in July, bringing frontier intelligence to customers at unprecedented speed.”

(筆者意訳:7月にGPT-5.6 SolをCerebras上で最大750トークン/秒で提供開始し、次世代モデルの知能を従来比10倍の速度で届けます)

── OpenAI公式発表

中小企業にとっての意味は、AIエージェントの「待ち時間」が大幅に縮まることです。議事録要約、契約書レビュー、データ分析レポートの自動生成など、これまで数十分のバッチ処理が必要だったタスクが、担当者がその場で結果を確認できる速度で返ってきます。現時点では限定提供ですが、推論コストの低下トレンドと合わせて、中小企業がAPIを活用する際の実用性が確実に高まる動きです。


出典: OpenAI「Previewing GPT-5.6 Sol: a next-generation model」(2026-06-26)

株式会社デジタルゴリラ