Anthropic「OSS Scanner」公開 AIがオープンソースの脆弱性を無料で自動検出、29,000件超を発見
Anthropicは2026年10月8日、オープンソースソフトウェア(OSS)の脆弱性を無料で自動検出するサービス「OSS Scanner」を公開した。Claude Mythosを活用し、6か月間で29,000件超の脆弱性候補を発見。専門家による検証では重大/高リスク脆弱性の88%が有効と判定されている。
発表の概要
OSS Scannerは、OSSプロジェクトのメンテナー向けにAnthropicが提供するセキュリティ監査サービスである。オプトイン方式でGitHubから申請でき、費用は一切かからない。Claude Mythosがコードを定期スキャンし、再現手順、原因の説明、修正パッチ候補まで含むレポートを自動生成する。
専門のペネトレーションテスターが48プロジェクトの97件(重大/高リスク)を検証した結果、88%が有効な脆弱性と確認された。無効は1件のみで、残り11件は既知の問題との重複だった。
導入プロジェクトの評価
PostgreSQL、OpenSSL、curl、wolfSSLなど主要OSSプロジェクトが早期テスターとして参加している。wolfSSLでは74件のレポートのうち72件が有効で、5件がCVE(共通脆弱性識別子)として正式登録された。
“Reports we received from Anthropic, raw model output included, were as good and sometimes better than what we get from people.”
(筆者意訳:Anthropicから受け取ったレポートは、モデルの生出力を含めて、人間から受け取るものと同等かそれ以上の品質だった。)
出典: OpenSSL Corporation Anton Arapov氏、Anthropic公式ブログ(2026-10-08)
Anthropicは併せて「Claude for OSS」プログラムも提供しており、OSSプロジェクトにClaude Max 20xサブスクリプションを無料で付与し、脆弱性の修正作業を支援している。
出典: Anthropic「An opt-in vulnerability-finding service for open-source software」(2026-10-08)
