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【2026年最新】議事録作成にChatGPTを使う方法|手順・プロンプト例・おすすめツール7選まで完全解説

この記事の監修者 久保田真拓 AX事業部 AI講座全体統括

AX事業部 AI講座全体統括。
小学校教員としてキャリアをスタート。
2024年4月にデジタルゴリラ入社。複数のデジタルマーケティング案件のプロジェクト立ち上げを経験し、2025年4月AX事業部へ異動。
AI講座の運営全体統括として累計110名の受講生支援・講座企画を担当しながら、企業へのAI導入支援にも携わる。AI関連のセミナー/勉強会に30回以上登壇。

ゴリラがchatGPTを活用する様子のアイキャッチ画像

会議のたびに議事録作成で30分〜1時間以上消費し、本来の業務が圧迫されていませんか? 「ChatGPTやAIを議事録作成に活用したい」と思いながら、具体的な手順やセキュリティ面の不安で踏み出せない方も多いはずです。

本記事では、ChatGPTで議事録を作成する具体的な手順から、コピペして使えるプロンプト例、セキュリティ対策まで徹底解説します。おすすめAIツールの比較も紹介するので、あなたの組織に合った自動化フローが見つかります。

なぜ今、議事録作成にChatGPTが選ばれるのか?3つの背景

3つの背景のイメージ画像

野村総合研究所の調査(2025年)では、「生成AIを導入済み」と回答した企業は57.7%に達し、前年の44.8%から急増しました。

総務省「令和7年版 情報通信白書」でも、「メールや議事録・資料作成等の補助」に生成AIを活用している企業は日本国内で47.3%に上ることが示されています。議事録作成へのAI活用は、すでに約半数の企業が着手しているいます。

このように、多くの企業でChatGPTが議事録作成に導入されているのには、明確な理由があります。

主な背景は以下の3つです。それぞれ解説していきます。

  1. 議事録作業が「1会議につき平均30〜60分」の隠れたコストになっている
  2. GPT-5系モデルの登場で要約・長文処理の精度が飛躍的に向上した
  3. AIエージェント連携で「完全自動化」フローが現実のものになった

参照元
野村総合研究所「ユーザー企業のIT活用実態調査(2025年)」
総務省「令和7年版 情報通信白書」

1. 議事録作業は「1会議につき平均30〜60分」の隠れたコスト

手作業での議事録作成は、1回あたり平均30〜60分の時間コストが発生します。 担当者のスキルによって記録の質にバラツキが出るという課題もあります。

ChatGPTを活用することで、こうした煩雑な作業を大幅に短縮し、コア業務への集中が可能になります。

2. GPT-5系モデルの登場で要約・長文処理の精度が飛躍的に向上した

最新のGPT-5系モデルやGPT-4oは、複雑な会議の文脈を正確に読み取り、発言の意図を汲み取った高品質な要約が可能です。 以前のモデルで頻発していた「文脈の取り違え」や「不自然な日本語表現」といった課題も大幅に解消されました。

指定フォーマットへの整理能力も高く、手直しの手間を最小限に抑えられます。

3. 2026年はAIエージェント連携で「完全自動化」フローが現実に

2026年現在、ChatGPTは単なるテキスト生成ツールから、業務を自律的に遂行する「AIエージェント」へと進化しています。 会議の録音から文字起こし、議事録生成、関係者への共有まで、一連のプロセスをAIが自動実行するワークフローがすでに現実のものとなりました。

人間は生成された議事録の最終確認だけで済む時代が到来しています。

ChatGPTの議事録作成で「できること・できないこと」

できることと、できないことのイメージ画像

ChatGPTを実務で使う前に、AIの得意・不得意を正確に把握することが重要です。 機能の境界線を知らずに使うと、思わぬミスやセキュリティリスクにつながる恐れがあります。

できることとできないこと、変わった点についてそれぞれ解説していきます。

1. ChatGPTができること:要約・整形・ケバ取り・フォーマット統一

ChatGPTは、文字起こし済みのテキストデータ処理において圧倒的なパフォーマンスを発揮します。 「えー」「あの」といったケバ取りや、話し言葉のフォーマル変換、決定事項・アクションプランの箇条書き整理を一瞬でこなします。

議事録の品質を組織全体で均一化できるのが最大のメリットです。

2. ChatGPTが単体でできないこと/Record Mode未対応環境での注意点

macOSデスクトップアプリのRecord Mode非対応環境(Windows・ブラウザ版・無料版など)では、音声データから直接文字起こしはできません。 別途、専門の文字起こしツールでテキスト化する工程が必要になります。

元データに誤字脱字が多いと要約精度も下がるため、入力テキストの品質管理も重要です。

3. 2025年6月登場の「ChatGPT Record Mode」で変わった点とは

2025年6月より、会議音声を直接録音して議事録化できる「Record Mode」が順次搭載されています。 ただし、2026年3月現在はmacOSデスクトップアプリかつChatGPT Business(旧Team)プラン以上のユーザーが対象で、2026年前半にはWindows版・ブラウザ版への対応拡大も予定されています。

【4ステップ】ChatGPTで議事録を作成する基本の手順

手順のフロー図

ChatGPTで質の高い議事録を安定して作成するには、正しいワークフローが不可欠です。 録音の準備から共有まで、以下の4つのステップで進めましょう。

  1. 会議を録音・録画する
  2. 文字起こしツールでテキストデータに変換する
  3. ChatGPTにプロンプトで指示して議事録を生成する
  4. 人の目で最終確認・修正して関係者に共有する

それぞれ解説していきます。

1. 会議を録音・録画する(おすすめ設定も紹介)

音声の品質が文字起こし精度、ひいてはChatGPTの要約クオリティを大きく左右します。 オンライン会議はZoom・Microsoft Teamsのクラウド録画機能が最も確実です。

対面会議では、全員の声を均等に拾えるようICレコーダーを机の中央に置くのが基本です。

2. 文字起こしツールでテキストデータに変換する

録音した音声はテキストデータに変換してからChatGPTに渡します(Record Mode対応環境を除く)。 精度の高いAI文字起こしツールを活用して自動化するのが鉄則です。

ZoomやTeamsの自動文字起こし機能(トランスクリプト)を活用すれば、工程をさらに効率化できます。

3. ChatGPTにプロンプトで指示して議事録を生成する

文字起こしテキストをChatGPTに貼り付け、プロンプトで具体的に指示を出します。 「決定事項」「次回のToDo」「期限と担当者」など、含めるべき要素を明確に定義することが精度向上の最大のコツです。

敬語の使い方や箇条書きのスタイルも細かく設定すると、イメージ通りの議事録が完成します。

4. 人の目で最終確認・修正して関係者に共有する

ChatGPTが生成した議事録は高品質ですが、必ず人間の目で最終確認を行います。 社内専門用語の誤変換や、ハルシネーション(事実と異なる内容の生成)がないかを元の会議録と照らし合わせてチェックしましょう。

確認・修正が完了したら関係者へ速やかに共有することで、初めて実務で使える議事録となります。

【コピペOK】目的別・ChatGPT議事録プロンプト例7選

用途別に選んでいるイメージ図

議事録の質はプロンプトの具体性で大きく変わります。 実務ですぐ使える7つのプロンプト例を目的別に紹介します。

  1. 基本形:決定事項・議論・ネクストアクションを整理する
  2. 社内会議向け:発言者別に整理する
  3. 営業・商談向け:顧客ニーズとアクション抽出に特化
  4. オンライン会議向け:Zoom/Teams文字起こしデータを整形する
  5. 英語混じりの会議向け:多言語対応
  6. 長文対応:長時間会議をチャンク分割して要約する
  7. 品質向上:ChatGPTに議事録を自己レビューさせる

それぞれ解説していきます。

1. 基本形:決定事項・議論・ネクストアクションを整理するプロンプト

あらゆる会議で使える汎用性の高いプロンプトです。 何が決まり、誰が何をするのかを明確にまとめることに特化しています。

以下の指示文と文字起こしデータを入力するだけで、標準的なビジネスフォーマットの議事録が完成します。

あなたは優秀なアシスタントです。以下の文字起こしデータをもとに、議事録を作成してください。
フォーマット
【会議名】
【日時】
【参加者】
【決定事項】(箇条書きで分かりやすく)
【主な議論内容】(議題ごとに要約)
【ネクストアクション】(タスク、担当者、期限を明記)
条件
・「です・ます」調で簡潔にまとめる
・不要な相槌や雑談は除外する
文字起こしデータ
(ここにテキストを貼り付け)

2. 社内会議向け:発言者別に整理するプロンプト

誰がどんな意見を述べたかを重視したい会議向けのプロンプトです。 ブレインストーミングや意思決定プロセスの記録・検証に大いに役立ちます。

AIに「誰の発言か」を意識させることで、貢献度も明確に残せます。

以下の会議データから、発言者ごとの意見を整理して議事録を作成してください。
フォーマット
【会議の目的】
【発言者別の主な意見】
・〇〇さん:意見の要約
・△△さん:意見の要約
【合意形成された内容】
【今後の検討課題】
条件
・発言の意図が変わらないように要約する
・対立した意見があればそれも記録する
会議データ
(ここにテキストを貼り付け)

3. 営業・商談向け:顧客ニーズとアクション抽出に特化したプロンプト

クライアントとの商談で、相手の要望や隠れた課題を的確に記録するプロンプトです。 商談に同席していない社内メンバーへの情報共有もスムーズになります。

顧客の懸念点もしっかり抽出させることが、次の的確な提案につながります。

あなたはトップ営業マンです。以下の商談データから、顧客のニーズと課題を抽出し、営業報告書を作成してください。
フォーマット
【顧客の現状と課題】
【顧客からの要望・ニーズ】
【当社の提案内容に対する反応】
【懸念点・ボトルネック】
【次回までの当社のアクションと期限】
条件
・顧客の発言から読み取れる潜在的なニーズも記載する
・商談の温度感が伝わるようにまとめる
商談データ
(ここにテキストを貼り付け)

4. オンライン会議向け:Zoom/Teams文字起こしデータを整形するプロンプト

タイムスタンプや不要な記号が含まれる生データを、読みやすい議事録に変換するプロンプトです。 自動文字起こし機能を多用するチームに欠かせません。

ノイズ除去と誤変換修正を同時に行わせることで、データクレンジングの手間を省けます。

以下のオンライン会議の自動文字起こしデータを整形し、見やすい議事録を作成してください。
指示
1. タイムスタンプや不要な記号、システムメッセージを削除する
2. 誤変換と思われる単語は前後の文脈から推測して修正する
3. 「えー」「あの」などのフィラーを除去する
4. 以下の構成でまとめる
構成
【議題】
【結論】
【詳細な議論】(見出しを付けて整理)
文字起こしデータ
(ここにテキストを貼り付け)

5. 英語混じりの会議向け:多言語対応プロンプト

英語と日本語が混在するデータを、統一された日本語の議事録にまとめるプロンプトです。 グローバルチームでのコミュニケーションロスを防ぎます。

IT用語・専門用語の取り扱いルールを明確に指示しておくのが、自然な翻訳に仕上げるコツです。

以下の会議データ(英語と日本語が混在)を読み込み、すべて日本語に翻訳・要約して議事録を作成してください。
指示
・IT用語や専門用語は無理に日本語訳せず、適切なカタカナ表記または英語表記を残す
・議論のニュアンスが正確に伝わるように自然な日本語でまとめる
・以下の項目で整理する
項目
【Meeting Objective】(会議の目的)
【Key Decisions】(決定事項)
【Action Items】(アクションアイテム:担当者と期限)
会議データ
(ここにテキストを貼り付け)

6. 長文対応:長時間会議をチャンク分割して要約するプロンプト

数時間に及ぶ会議データをChatGPTのトークン制限に引っかからないよう分割処理するプロンプトです。 全体の文脈を見失わずに、正確で網羅的な要約を生成できます。

「今は記憶するだけ」と指示してデータを読み込ませ、最後に統合させるのがポイントです。

これは長時間の会議データの前半(または中盤・後半)部分です。
まずはこの内容を読み込み、要点を記憶しておいてください。
まだ全体の議事録は作成しないでください。
私が「すべてのデータを入力しました。全体の議事録を作成してください」と指示したら、
これまでの内容を統合して、【結論】【主な議論】【課題】の構成で一つの議事録にまとめてください。
データ
(分割したテキストを貼り付け)

7. 品質向上:ChatGPTに議事録を自己レビューさせるプロンプト

一度作成した議事録をChatGPT自身に客観的に評価・改善させるプロンプトです。 情報の抜け漏れや論理の飛躍をAI自ら発見・修正させることで、完成度をさらに高められます。

このプロセスを組み込むことで、人間が手直しする時間を大幅に削減できます。

あなたが先ほど作成した議事録について、プロの編集者の視点で自己レビューを行い、
改善点を修正した「完成版」を出力してください。
チェックポイント
・会議の目的と結論が論理的に繋がっているか
・決定事項の担当者や期限に曖昧な部分はないか
・第三者が読んで一目で理解できる簡潔な文章か
・フォーマットに崩れはないか
修正箇所とその理由を簡単に述べた後、完成版の議事録を提示してください。

ChatGPTで議事録作成する4つのメリット

メリット4つのイメージ図

ChatGPTを導入することで、担当者個人だけでなく組織全体にメリットをもたらします。 主なメリットは以下の4つです。

  1. 作業時間を最大37%以上削減できる
  2. 作成者による品質のバラツキをゼロにできる
  3. 会議直後に速報版を共有し情報伝達を加速できる
  4. 汎用AIなのでプロンプト次第で何にでも応用できる

それぞれ解説していきます。

1. 作業時間を最大37%以上削減できる(MIT調査データ付き)

MITの研究によると、ChatGPTのような生成AIを活用することで、ビジネスドキュメントの作成タスクにおいて作業時間を約37%以上削減できることが示されています。 長文テキストをわずか数十秒で要約・構造化できるため、削減した時間を付加価値の高いコア業務に振り向けられます。

2. 作成者による品質のバラツキをゼロにできる

プロンプトでフォーマットと抽出条件を固定することで、誰が作成しても一定以上の品質の議事録が完成します。 新入社員でも適切なプロンプトさえ使えば、ベテラン社員と同等レベルの議事録を瞬時に作れます。

議事録業務の属人化を解消し、組織全体の情報共有の質を均一に保てます。

3. 会議直後に速報版を共有し情報伝達を加速できる

ChatGPTを使えば、会議終了直後に文字起こしデータを処理させ、数分で「速報版」の議事録を作成・共有できます。 会議に参加していないメンバーもいち早く決定事項やアクションプランを把握でき、「言った・言わない」のトラブル防止にも有効です。

4. 汎用AIなのでプロンプト次第で何にでも応用できる

ChatGPTは議事録作成の枠を超え、Q&A集の作成やマニュアルの素案作り、進捗管理表への出力など、様々な形にデータを加工して応用できます。 使い方次第で、企業の知識を蓄積・活用するナレッジマネジメントの基盤として機能します。

ChatGPT議事録作成の5つのデメリットと対策|見落とし注意

各工程を進行する上でのデメリットと落とし穴のイメージ図

便利なChatGPTにも、業務で使う際に注意すべき落とし穴があります。 主なデメリットは以下の5つです。

  1. 音声の文字起こしが別途必要で工程が増える
  2. 機密情報・個人情報の漏洩リスクがある
  3. 専門用語・固有名詞の誤変換が起きやすい
  4. 文脈のズレ・ニュアンス違いが発生することがある
  5. 無料版は長文処理に制限があり精度が落ちることがある

それぞれ解説していきます。

1. 音声の文字起こしが別途必要で工程が増える

Record Mode対応環境を除くChatGPT単体では、音声ファイルを直接処理できません。 別ツールで文字起こしする工程が挟まるため、作業フローが少し煩雑になります。

ZoomやTeamsの自動文字起こし機能や、一貫処理できるAI専用議事録ツールを活用することで工程を減らせます。

2. 機密情報・個人情報の漏洩リスクがある

無料版など設定によっては、入力データがAIの学習に利用される仕様になっています。 社外秘の内容や顧客情報をそのまま入力すると、重大なセキュリティ事故につながりかねません。

「学習に利用しない(オプトアウト)」設定を必ず有効にし、固有名詞は「A社」「Bさん」のようにマスキングして入力しましょう。

3. 専門用語・固有名詞の誤変換が起きやすい

社内特有の専門用語や業界の略語、新製品名などを正しく認識できないことがよくあります。 プロンプト内に「本会議で使用される専門用語リストとその意味」をあらかじめ定義して読み込ませることが有効です。

文字起こしの段階で辞書登録機能があるツールを使い、誤認識を入り口で最小限に抑えると更に効果的です。

4. 文脈のズレ・ニュアンス違いが発生することがある

AIは確率に基づいて単語を繋ぐため、皮肉や冗談を真に受けたり、重要な議論を軽く扱ったりする文脈のズレが起こることがあります。 AIが作成した議事録を鵜呑みにせず、会議参加者が最終確認するプロセスを業務フローに組み込むことが不可欠です。

5. 無料版は長文処理に制限があり精度が落ちることがある

無料版は一度に処理できる入力文字数に制限があり、長時間会議データを一度に入力すると後半の内容が抜け落ちる恐れがあります。 テキストを10〜15分ごとに分割して順番に処理し、最後に統合させる手法が効果的です。

より高い処理能力が必要な場合は、有料プラン(ChatGPT Plusなど)へのアップグレードを検討しましょう。

ChatGPTの議事録の精度を劇的に上げる5つのコツ【2026年版】

矢印が上を向いていて向上するイメージ図

生成される議事録の質は、事前準備とプロンプトの工夫で大きく変わります。 特に効果が実証されているコツは以下の5つです。

  1. 文字起こし精度95%以上のツールを選ぶことが最重要
  2. プロンプトに会議の背景情報・専門用語を必ず含める
  3. GPT-4o(有料版)またはGPT-5系モデルを使い長文処理を安定させる
  4. 長時間会議は「チャンク分割」して複数回に分けて処理する
  5. 出力された議事録にChatGPTで自己レビューをかけて品質を二重チェックする

それぞれ解説していきます。

1. 文字起こし精度95%以上のツールを選ぶことが最重要

「Garbage In, Garbage Out(ゴミを入れればゴミが出てくる)」の原則通り、元テキストの品質が議事録の質を決めます。 ノイズ除去機能に優れた認識精度95%以上の文字起こしツール(WhisperやNottaなど)の選択が最優先事項です。

クリアな音声で正確にテキスト化された良質なデータを用意することが、ChatGPT議事録を成功させる土台になります。

2. プロンプトに会議の背景情報・専門用語を必ず含める

文字起こしテキストだけを渡すと表面的な要約になりがちです。 会議の目的・参加者の役割・頻出専門用語の意味をプロンプト内に事前提供することで、AIの理解度が飛躍的に高まります。

「この会議は新製品のプロモーション戦略会議です」「『CX』はカスタマーエクスペリエンスを指します」といった前提条件を最初に宣言しましょう。

3. GPT-4o(有料版)またはGPT-5系モデルを使い長文処理を安定させる

複雑な議論や長文処理では、無料版モデルでは力不足を感じる場面があります。 GPT-4oや最新のGPT-5系モデルは、入り組んだ話の構造を整理する能力が格段に優れており、プロンプトの指示への忠実さも向上しています。

質の高い議事録を安定して作成したいなら、有料モデルの使用を強く推奨します。

4. 長時間会議は「チャンク分割」して複数回に分けて処理する

大量のテキストを一度に入力すると、重要ポイントを見落とす原因になります。 2時間超の会議データは意味のまとまりごとに分割し、前半・中盤・後半と順番に記憶させてから最後に統合させましょう。

AIの処理能力がオーバーフローすることなく、詳細かつ網羅的な議事録を安全に作成できます。

5. 出力された議事録にChatGPTで自己レビューをかけて品質を二重チェックする

一発出力の議事録で終わらせず、AI自身に「論理におかしいところはないか」「フォーマットは守られているか」と厳しい自己レビューを行わせましょう。 AIが自ら見落としや矛盾点を発見・修正してくれるため、人間の手直し時間を極限まで減らし、完成度を一段階高められます。

【2026年版】ChatGPT単体 vs AI専用議事録ツール 徹底比較

比較のイメージ図

「汎用のChatGPTをそのまま使うべきか、専用のAI議事録ツールを導入すべきか」で迷う担当者は多いはずです。 それぞれの得意分野と制約を理解した上で、組織の目的・予算・セキュリティ基準に合った選択をすることが重要です。

1. 機能・精度・コストで見る違い【比較表付き】

自社のニーズがどこにあるかを意識しながら確認してください。

比較項目ChatGPT(単体)AI専用議事録ツール
主な機能テキストの要約・整形・翻訳録音・文字起こし・要約・話者分離
作業工程文字起こしが別途必要録音から議事録作成まで一気通貫
得意なこと柔軟なフォーマット指定、汎用的なテキスト処理発言者の識別、音声からのシームレスな処理
カスタマイズ性非常に高い(プロンプト次第で自由自在)ツールに依存するが、定型業務には最適
コスト無料〜数千円/月(Plusプランなど)数千円〜数万円/月(企業向けは高額傾向)
セキュリティ設定により学習回避が必要企業向けの高いセキュリティ水準が標準装備

2. ChatGPT単体が向いているケース

議事録のフォーマットが毎回異なったり、翻訳や企画書作成など議事録以外の業務にもAIを幅広く活用したい組織に向いています。 すでに精度の高い文字起こしツールやオンライン会議システムを利用しており、テキストデータが手元に用意しやすい環境であれば、ChatGPTの要約能力を最大限に活かせます。

3. AI専用議事録ツールが向いているケース

文字起こしから要約までの工程を全自動化し、現場の手間を省きたい組織に最適です。 対面会議が多く、録音データをアップロードするだけで話者分離も含めた議事録を完成させたい場合に強力です。

情報セキュリティに厳格な基準がある企業にとっても、法人向けのセキュアな専用ツールは安心感があります。

【2026年最新】ChatGPTと組み合わせて使えるおすすめ文字起こし・AI議事録ツール7選

AIと連携できる機能のイメージ図

ChatGPTの要約能力を最大限に引き出すには、高品質な文字起こしデータを提供するパートナーツールが不可欠です。 2026年現在、ビジネスの現場で高く評価されているおすすめツール7選を紹介します。

  1. Whisper(OpenAI)
  2. Notta
  3. Rimo Voice
  4. LINE WORKS AiNote(旧CLOVA Note)
  5. Otolio(旧スマート書記)
  6. ACES Meet
  7. Microsoft Copilot(Teams統合)

それぞれ解説していきます。

1. Whisper(OpenAI):ChatGPTと同じOpenAI製の高精度音声認識

OpenAIが提供するオープンソースの音声認識AIです。 多言語対応で、ノイズの多い環境や早口の発言でも高精度な文字起こしが可能です。

APIで自社システムに組み込めるため、Whisperで文字起こし→ChatGPTで要約というシームレスな仕組みを自作できます。

▼公式サイト・参照元

  • OpenAI Whisper公式ページ:https://openai.com/ja-JP/index/whisper/
  • GitHub(オープンソース):https://github.com/openai/whisper
  • OpenAI 音声テキスト変換 API:https://platform.openai.com/docs/guides/speech-to-text

2. Notta:日本語特化の高精度文字起こし+自動要約

日本語音声認識に特化し、スマートフォンやブラウザからリアルタイムで精度の高い文字起こしができるツールです。 ChatGPTベースのAI自動要約機能も標準搭載で、文字起こしから議事録作成までNotta単体で完結できます。 ZoomやGoogle Meetとの連携も可能です。

▼公式サイト・参照元

  • Notta公式サイト:https://www.notta.ai/

3. Rimo Voice:話者分離×ChatGPT連携で議事録を一気通貫生成

日本語特化の音声認識エンジンを搭載し、フィラー(「えー」「あの」)を自動カットして読みやすいテキストを生成します。 「話者分離機能」とChatGPT連携による高度な要約機能も備えています。

テキストと音声がシンクロして再生される機能があり、後からの確認・修正作業がスムーズです。

▼公式サイト・参照元

  • Rimo Voice公式サイト:https://rimo.app/about/voice

4. LINE WORKS AiNote(旧CLOVA Note):LINE WORKS連携の話者分離機能つき文字起こし

2025年にCLOVA Noteの後継サービスとしてリリースされた音声文字起こしAIツールです(CLOVA Noteは2025年7月31日に完全サービス終了)。 複数人の発言を話者ごとに分けて記録する機能と、AIによる要約・ネクストアクション抽出機能を搭載しています。

ビジネスチャット「LINE WORKS」とシームレスに連携でき、作成した議事録をチーム内で素早く共有できます。

▼公式サイト・参照元

  • LINE WORKS AiNote公式サイト:https://line-works.com/ainote/
  • LINE WORKS AiNote ヘルプ(機能紹介):https://help.worksmobile.com/ja/use-guides/ainote/overview/

5. Otolio(旧スマート書記):2025年12月刷新、会議音声活用のAIエージェントサービス

エピックベース社が提供する、企業や自治体で幅広く導入されている実績豊富な議事録ツールです。 2025年12月に大幅刷新され、単なる議事録作成を超えた「AIエージェントサービス」へ進化しました。

リアルタイムで見出しやToDoリストを自動作成する機能を備え、会議の進行管理にも役立ちます。

▼公式サイト・参照元

6. ACES Meet:営業商談特化のChatGPT連携議事録AI

営業・商談の場面に特化して開発されたユニークなAIツールです。 録画・録音データを解析して議事録を自動作成するだけでなく、顧客の反応や話し方の特徴まで可視化します。

SalesforceなどのSFAへの自動入力機能も備えており、営業担当者の事務作業を大幅に削減できます。

▼公式サイト・参照元

7. Microsoft Copilot(Teams統合):Teamsユーザー向けの最短ルート

Teams会議中に自動で文字起こしを行い、AIが要点を抽出して議事録を瞬時に作成します。 話者識別機能によって「誰が何を発言したか」も正確に記録され、WordやExcelとの連携も強力です。

既存のMicrosoft 365環境の中で、対応プランであれば追加コストなしで高レベルのAI議事録を活用できます。

▼公式サイト・参照元

企業導入で絶対外せない!ChatGPT×議事録のセキュリティ対策4選

セキュリティのイメージ

機密情報を扱うビジネスの現場でChatGPTを使うには、厳格なセキュリティ管理が欠かせません。 押さえておくべきセキュリティ対策は以下の4つです。

  1. ChatGPTの「学習オフ設定」を必ず有効にする
  2. 機密情報・個人情報は入力前にマスキング処理する
  3. 社内セキュリティポリシーに沿ったAI利用ルールを整備する
  4. エンタープライズプラン(ChatGPT Enterprise)への移行を検討する

それぞれ解説していきます。

1. ChatGPTの「学習オフ設定」を必ず有効にする

ChatGPTの初期設定では、入力データがAIの学習に利用される仕様になっています。 会議データや顧客情報をそのまま入力すると、自社の機密情報が外部に漏れるリスクがあります。

「設定」→「データコントロール」→「チャット履歴とトレーニング」をオフにすることで、入力データの学習利用を防げます。

2. 機密情報・個人情報は入力前にマスキング処理する

学習オフ設定をしても、クラウドサービスである以上100%の安全は保証されません。 顧客の個人情報や未公開の財務情報などは、ChatGPTに入力しないのが鉄則です。

やむを得ず会議データに含まれる場合は「A社」「○○プロジェクト」のように仮称に置き換えてから入力しましょう。

3. 社内セキュリティポリシーに沿ったAI利用ルールを整備する

システム面の対策と並行して、社員が守るべき社内ガイドラインの策定と教育も重要です。 「入力してはいけない情報」「生成物の外部共有前の確認手順」を明確に定め、全社に周知徹底しましょう。

総務省のワーキンググループでも、ハルシネーションへの注意喚起や生成物の最終確認を人間に義務付ける運用が推奨されています。※1

※1 出典:自治体におけるAIの利用に関するワーキンググループ|総務省 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/jichitai_ai/index.html

4. エンタープライズプラン(ChatGPT Enterprise)への移行を検討する

全社規模で機密性の高い議事録も安全に扱いたい場合は、法人向けプランの導入を検討しましょう。 「ChatGPT Enterprise」や「ChatGPT Business(旧Team)プラン」では、入力データが初期設定から学習に利用されない仕様になっています。

ユーザーごとのアクセス権限管理やシングルサインオン(SSO)機能も備わっており、組織全体での安全な運用管理が容易になります。

【2026年最新】AIエージェント連携で実現する議事録「完全自動化」ワークフロー

AI活用のイメージ

2026年のトレンドは、議事録作成だけでなく前後のプロセスを含めた全体の自動化です。 AIが自律的に動き、人間は一切手を触れずに議事録が共有・タスク登録まで完了する時代になっています。

1. 録音→文字起こし→議事録生成→Slack通知までを自動化する方法

Zoomの録画完了をトリガーに、文字起こしツールへのデータ転送→ChatGPT APIでの議事録生成→SlackやTeamsへの自動投稿、という一連の流れを自動化できます。 このフローを一度構築すれば、会議終了後にチャットに届いた議事録を確認するだけで済みます。

2. ChatGPT+Zapier/Make連携で繰り返し作業をゼロにする

「Zapier」や「Make」といったiPaaSを活用することで、プログラミング知識なしでも複数アプリ(Googleドライブ・ChatGPT・Slackなど)を繋いだ自動化が構築できます。 「特定のフォルダに音声ファイルが追加されたら」という条件を設定し、ChatGPTに定型プロンプトを渡して処理させるだけです。

一度構築すれば、議事録作成というルーチンワークにかかる時間を完全にゼロにできます。

3. 2026年に登場したAIエージェント議事録サービスの最新動向

近年、会議中の発言からタスクを自動抽出し、AsanaやJiraなどのプロジェクト管理ツールへ担当者と期限付きで自動登録するといった高度な連携が可能になっています。 AIが次回会議のアジェンダを自動生成したり、関連資料を事前収集したりするエージェントも登場しています。

議事録ツールは単なる「記録係」を超え、業務を推進する「パートナー」へと進化を遂げています。

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「ChatGPTを全社導入したいが、社内のセキュリティ基準をクリアできるか不安」「自社に合った議事録フォーマットのプロンプトが作れない」——そんなお悩みをお持ちの企業様は、ぜひプロのコンサルタントへご相談ください。

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当社が多くの企業様から選ばれる3つの理由は以下の通りです。

  1. 生成AIとマーケティングに精通した専門家が伴走:業務プロセス全体の効率化を見据えた実践的なコンサルティングを提供します。
  2. セキュリティを担保したエンタープライズ対応:情報漏洩リスクを徹底排除し、社内ポリシーに準拠した安全なAI運用ガイドラインの策定から定着まで支援します。
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よくある質問:ChatGPTで議事録作成に関する5つのQ&A

議事録作成にChatGPTを活用する際によく挙がる疑問点を、Q&A形式でまとめました。

Q1. ChatGPTの無料版でも議事録は作れますか?

はい、無料版でも基本的な議事録の作成は可能です。 ただし、一度に入力できる文字数に制限があるため、長時間の会議データはテキストを10分程度の塊に分割して入力する工夫が必要です。 複雑な会議の高精度な要約には、有料版(ChatGPT Plusなど)の利用を推奨します。

Q2. Zoom・Teamsの文字起こしデータはそのままChatGPTに貼り付けて使えますか?

基本的にはそのまま貼り付けて使用できます。 タイムスタンプや発言者名が含まれる場合は「不要な記号を削除して要約してください」と指示するだけで、ChatGPTが綺麗に整形してくれます。 誤変換が多い場合は、事前に簡単な手直しを加えると要約精度が格段に向上します。

Q3. 議事録作成でChatGPTとGemini・Claudeはどれが一番優秀ですか?

目的によって最適なAIは異なりますが、議事録作成においてはChatGPT(特にGPT-4oやGPT-5系モデル)がバランスよく高い性能を発揮します。 一方、Claudeは長文の読み込みと自然な日本語表現に優れ、GeminiはGoogle Workspaceとの連携に強みを持ちます。 自社のIT環境や重視するポイントに合わせて選択するのがベストです。

Q4. 社外秘の内容が含まれる会議でも使っても大丈夫ですか?

無料版や標準設定のままでは入力した機密情報がAIの学習に利用されるリスクがあります。 必ずChatGPTの設定で「学習機能(オプトアウト)」をオフにし、個人名や機密プロジェクト名はマスキングして入力しましょう。 より安全を期すなら、学習に利用されないことが保証されているEnterpriseプランまたはBusiness(旧Team)プランの導入を推奨します。

Q5. ChatGPTで作った議事録はそのまま正式書類として使えますか?

AIが生成した文章をそのまま人間の目を通さずに正式書類として使用することは推奨されません。 ハルシネーション(事実と異なる内容の生成)の可能性があるため、作成された議事録はあくまで「下書き」として扱いましょう。 会議の参加者や担当者が内容を確認・修正した上で正式な書類として承認するプロセスを必ず設けてください。

まとめ:ChatGPT×議事録で「作る時代」から「確認するだけの時代」へ

ChatGPTをはじめとするAI技術の進化により、議事録は「人間が時間をかけてゼロから作るもの」ではなくなりました。 音声を録音し、文字起こしデータをAIに渡すだけで、わずか数分で高精度の議事録が完成する「確認するだけの時代」がすでに到来しています。

本記事で紹介した手順・プロンプト・セキュリティ対策を守ることで、誰でも安全に業務の大幅な効率化を実現できます。 まずは直近の会議から、AIによる議事録作成のスピードと質をぜひ体感してみてください。

議事録の自動化について専門家のサポートが必要な場合は、株式会社デジタルゴリラまでお気軽にご相談ください。

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久保田真拓 AX事業部 AI講座全体統括

AX事業部 AI講座全体統括。 小学校教員としてキャリアをスタート。 2024年4月にデジタルゴリラ入社。複数のデジタルマーケティング案件のプロジェクト立ち上げを経験し、2025年4月AX事業部へ異動。 AI講座の運営全体統括として累計110名の受講生支援・講座企画を担当しながら、企業へのAI導入支援にも携わる。AI関連のセミナー/勉強会に30回以上登壇。