企業事例
クリニックの診療記録が音声AIでこう変わった — カルテ記録時間70%減・医師の年間600時間削減
この記事の監修者
株式会社デジタルゴリラ
導入企業概要
株式会社ADVATECが、音声AI医療カルテ作成支援サービス「コエカル」を正式リリースした。発表日は2026年6月11日。わだ内科・胃と腸クリニック、ごとう耳鼻咽喉科クリニックなどが導入している。ADVATECの発表では、約200院の病院・クリニックに広がっている。内科から耳鼻咽喉科まで、複数の診療科で使われている。
導入の背景と課題
医療現場では、診察そのものよりもカルテ入力に時間を取られる構造が長く続いてきた。記録に集中するほど、患者と向き合う時間が削られる。記録を代行するシュライバー(記録代行者)を置く方法もあるが、人手の確保とコストが負担になる。限られた人員で診療の質と記録の正確さをどう両立するか。これは規模の小さいクリニックほど切実な課題だった。なお、記録に追われる構造は医療に限らず多くの現場に共通する。
導入したAI / プロセス
コエカルは、診察中の会話をAIが取得し、SOAP形式でカルテを自動生成する。医師はできあがった下書きを確認・修正するだけでよく、入力作業そのものを大幅に減らせる。患者の過去履歴の蓄積・活用、慢性疾患の経時変化の把握、紹介状の自動生成にも対応する。つまり「会話をそのまま一次記録に変える」流れを、診察フローを止めずに組み込める点が現場で使いやすい。
「患者様としっかり向き合えるようになりました」
(出典:株式会社ADVATEC プレスリリース 2026年6月11日/わだ内科・胃と腸クリニック 和田蔵人院長コメント)
成果(数字)
ADVATECの発表によると、導入クリニックで以下の成果が報告されている。
- カルテへの記録時間:70%減少
- 医師一人あたり:年間600時間削減
- AIの音声認識精度:90%以上
- 疲労感が軽減したと回答した医師:80%
- 患者満足度の向上を感じているクリニック:80%
- シュライバーの入力負担:約8割軽減
出典: 株式会社ADVATEC「音声AI医療カルテ作成支援サービス『コエカル』を正式リリース」(2026年6月11日)
