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【事例】新規立ち上げWEBメディアの流入数を獲得したい。デジタル広告の活用で、ユーザー獲得とメディアの成長をご支援
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2024年08月26日
「新たに立ち上げたWEBメディアへの流入ユーザーを獲得したい」という課題に対してのご支援事例を紹介いたします。
中小企業に向けて新卒採用支援サービスを提供するA社から、就職活動中の学生へ情報発信をするWEBメディアの集客(メディアへ流入するユーザー数の増加)をご依頼いただき、デジタル広告を活用した運用支援をさせていただきました。
運用の詳細や成果、運用中の細かな改善アプローチを事例としてご紹介します。
目次
Summary
■ご支援期間
2022年1月〜現在
■ご支援の目的
大学生向けWEBメディアの運用によって、就職活動中の学生の新規流入を増やす。
■成果
運用開始から1年で、同一の広告予算のまま月間流入数を増加させ続け、月間PV10,000を達成。
目次
WEBメディアの運営によって、新卒求職者の母集団を増やしたい
メディアの立ち上げを勢いづけたい。流入数を最大化する運用
流入ユーザーの「量」と「質」
情報を求めているユーザーに届けることが、メディアの成長に繋がる
お客さま/商材の成長に寄与する広告運用支援を
WEBメディアの運営によって、新卒求職者の母集団を増やしたい
A社は、中小企業向けに新卒採用支援サービスを提供する企業です。
新卒採用のコンサルティングやアウトソーシング、インターンシップ支援などを行い、企業の成長をサポートしています。
その事業の一環として、同社は2022年1月、学生向けの就活WEBメディアを立ち上げました。
①就活に本気で取り組む学生がこのメディアの元に集まるように、という「新卒求職者の母集団形成」、②メディアの月間PV数が増加することによる「紹介元としての価値向上」がメディア運営の目的となっています。
「就活に困っている多くの学生にこのメディアを広めたい」と、メディアの広告集客に関するご依頼をいただいたことから、伴走支援がスタートしました。
メディアの立ち上げを勢いづけたい。流入数を最大化する運用
ご支援当初のご希望は、「とにかく流入数が欲しい」。
メディアの立ち上げ期ということもあり、「〇〇人の学生が流入するWEBメディアを運営している」という数値を打ち立てることでメディアの権威性を高めたい、とのご意向がありました。
そのため、即効性のある施策として、デジタル広告を活用することにしました。
支援開始時は宮城県の企業を紹介する記事が多く掲載されていたため、宮城県で広告媒体を選定。
ターゲットとなるユーザー(就職活動中、ないしはこれから就職活動を始める学生)の特性を知りながら戦略を立案すべく、はじめは予算内で多くの媒体にテスト配信を行いました。
配信したのは、下記の媒体です。
・Instagram
フィード、ストーリーズ
・X(旧Twitter)
プロモツイート
・Google
Googleリスティング広告、Googleディスプレイ広告、Google動的検索広告、
Googleファインド広告
配信スタート後、1流入あたりにかかるコストや、配信面別のユーザーのエンゲージメント(流入したユーザーがWEBメディアのコンテンツをどれだけ読み込んでいるかを表す指標)データを取得します。
つまり、どの媒体や配信メニューからアクセスしたユーザーが、メディアを通じて課題解決をしているか?というデータを確認して、戦略を練っていくのです。
そうしてエンゲージメントの高い配信媒体・広告メニューへ、予算を再配分していきました。
これを繰り返すことで、広告集客を開始した1月は1,000程度だった月間流入ユーザー数が、3月には5,000を超え、1年後には10,000を突破するほどに成長しました。
流入ユーザーの「量」と「質」
流入ユーザーの「量」を増やすことだけに注力する施策だと、せっかくメディアの存在をユーザーに認知してもらえても、「私が今欲しい情報ではなかった」と離脱されてしまう懸念が生じます。
一度アクセスしたけど離れる、というユーザーが多いと、ビジネス目標である新卒求職者の母集団形成の実現が難しくなってしまいます。
学生へメディアの認知度が高まりつつあるタイミングで、流入ユーザーの「質」に着目すべきではないかと考え、メディアのターゲットとなるユーザーに配信する、かつ流入数を最大限獲得できる、のバランスのとれたプランを提示させていただきました。
情報を求めているユーザーに届けることが、メディアの成長に繋がる
量にも質にもこだわるプランを提示するにあたり、運用のKPIを、流入ユーザー数からPV数に変更することも併せてご提案しました。
[1流入で2PV]の方が、[2流入で2PV]よりも価値が高い(メディアへ流入したユーザーは、内容に興味を持ってページを移動している)と判断したためです。
目指すのは、情報を求めているユーザーに、欲しい情報を届けること。
ユーザーが知りたいキーワードを検索すると、期待通りの情報が表示される。
そんなサイトからは広く情報収集をしたくなる。結果として長く滞在してくれる。
このサイクルの繰り返しがメディアの成長、ひいては新卒求職者の母集団形成につながると考えたのです。
また、A社が当初より大切にしていた「メディアとしての権威性を保てる数値」に関しても、「月間1万PVのWEBメディア」という見せ方ならば十分にメディアの影響力を示せるのではないか、と提案をさせていただきました。
以上を踏まえ、量と質の両方を重視する運用、つまり「流入数を担保しつつ、ターゲットとなるユーザーが最大限流入するような運用」の提案をご納得いただき、WEBメディアの成長も見据えた運用が始まりました。
具体的には、前述した配信媒体のうち、
・Instagram
フィード、ストーリーズ
・X(旧Twitter)
プロモツイート
・Google
Googleリスティング広告、Googleディスプレイ広告、
Google動的検索広告、Googleファインド広告
特にGoogle動的検索広告、Googleファインド広告の2つに注力しました。
Google動的検索広告は、配信キーワードから飛び先のURLをGoogleが自動で選んでくれる、というものです。
ユーザーは知りたいことがある時や解決したい悩みがある時に、検索窓にキーワードを入力して検索行動をします。
ユーザーの検索語句によって、その解決策がそれぞれ異なるため、ユーザーの悩みに合わせて適切な飛び先(回答となる情報が記載されたURL)を設定する必要があります。
ただ、WEBメディアは掲載記事数が多いため、キーワード一つひとつに飛び先を個別設定するには途方もない時間が必要となります。
そこで、URLをGoogleが自動で選んでくれる動画検索広告の機能を活用し、ユーザーの検索語句に応じた適切な飛び先へ誘導することで、ユーザーの即離脱や直帰を防止するアプローチを取りました。
もう一つのGoogleファインド広告は、2020年4月に全世界で利用開始となった比較的新しい広告媒体です。
DiscoverやYouTube、GmailといったGoogleの所有するサービスのフィード面に配信できる広告で、配信URLとのマッチ度合いが高いことから活用しました。
ファインド広告には、配信面を細かく指定できないというデメリットもあります。そのデメリットを恐れ、大手の広告代理店があまり選ばない広告媒体でした。
かつ、2022年当時は新しいプロダクトでもあったため「まだ詳しく知らないから使わない」という状態。
オークションの参加者が少なく参入しやすかったので、かなり低い単価で配信ができたのです。
お客さま/商材の成長に寄与する広告運用支援を
A社が運営するWEBメディアは、広告運用を開始1年で、同一予算のまま月間流入数を1万に引き上げることに成功しました。
お客さまからお仕事のご依頼をいただく際は、目の前にある解決しなければならない課題以外にも、会社について、取り扱う商材について、なるべく様々な観点でお話を伺うようにしています。
お客さま/商材の未来をともに担う意識で、成長に寄与する広告運用支援を心がけてまいります。