コラム
Column
投稿の反響率UP!不動産インスタグラムのハッシュタグ活用術
sns
2024年09月24日
インスタグラムで不動産ビジネスを成功させるカギ、それはハッシュタグの効果的な活用にあります。
ハッシュタグを適切に使用する戦略は、投稿の閲覧数を増やし、潜在顧客へのリーチを広げる強力なツールとなります。
本記事では、不動産業界に特化したハッシュタグの基礎知識から、効果的な使用方法、そして避けるべきポイントまでを詳しく解説します。
すぐに実践できるテクニックも満載です。インスタグラムマーケティングを成功に導く、ハッシュタグ活用のコツをマスターしましょう。
なぜインスタグラムでハッシュタグを活用することが重要なの?
ハッシュタグとは
ハッシュタグは、インスタグラムの投稿で使われる特別な記号です。「#〇〇」の形で表示されます。
ハッシュタグは、投稿を分類し検索しやすくする機能です。
フィード投稿のキャプションやストーリーズに付けることができ、投稿の内容を表す目印のような役割を果たします。
最近の若者は、Google検索ではなくInstagramで情報を探す傾向があります。例えば、「#渋谷カフェ」や「#〇〇リップ」といった形で検索し、得たい情報を見つけています。
この行為は「タグる」と呼ばれ、新しい検索方法として定着しつつあります。
投稿の閲覧数を高めるのに不可欠な機能!
インスタグラムをビジネスで活用する際も、ハッシュタグが果たす役割は非常に大きいといえます。
ハッシュタグは、投稿の閲覧数を高めるために不可欠な機能だからです。
インスタグラムには、シェアやリツイートといった簡単な拡散機能がありません。
(正確には、インスタグラムにもリポスト(リグラム)機能はあるのですが、専用アプリの使用が必要で、他のSNSに比べて手間がかかります。)
ハッシュタグを使用しない投稿はユーザーから検索されにくく、反響を得られない可能性が高くなります。
ですから、認知度向上や売上アップを目指すなら、ハッシュタグの活用が不可欠なのです。
ハッシュタグによる集客効果
- ハッシュタグ検索によるユーザー流入が期待できる
- 同じハッシュタグを多くのユーザーに使ってもらい、認知度を高められる
- ハッシュタグフォロー機能により、新たなユーザー流入が見込める
→ハッシュタグフォロー機能とは、ハッシュタグそのものをフォローすることができる機能です。
フォローすると、該当するハッシュタグが付けられた投稿がタイムラインに表示され、得たい情報を自動的に入手することができます。
不動産業界のインスタグラム運用においても、ターゲットとなるユーザーが使いそうなハッシュタグを研究し、効果的に活用することが成功への鍵となります。
ハッシュタグの基礎知識
ハッシュタグが、ユーザーに投稿を届ける便利かつ重要な機能であることがお分かりいただけたかと思います。
実際に投稿に活用していくために、ハッシュタグの基礎知識をご説明します。
ハッシュタグの付け方
キャプション(投稿の文章部分)にハッシュタグを記載する際は、以下の形式を守りましょう。
最後の半角スペースは非常に重要です。このスペースがハッシュタグの終わりを示す目印となります。
インスタグラムがハッシュタグを正しく認識するために、必ず入れるようにしましょう。
ハッシュタグは、利用者が検索しやすくなるための動線
ハッシュタグは、利用者の検索をしやすくするためのツールと言えます。
検索エンジンを用いて調べ物をするように、ユーザーは興味のある話題をハッシュタグで探します。
そのため、投稿内容とハッシュタグの一致度が高いほど、効果的です。
インスタグラムでは、1つの投稿(フィード投稿、リール投稿)に最大30個のハッシュタグを付けることができます。この機能を賢く活用することで、投稿の価値を高められます。
ただし、30個全てを使う必要はありません。むしろ、質の高い関連タグを絞って使うほうが効果が高いと言えます。
同じ意味の投稿でも、使用するハッシュタグが異なると検索結果に表示されません。
そのため、関連するハッシュタグを複数並べて活用していきましょう。
例えば、写真に関する投稿なら以下のようなタグを使えます。
#写真 #picture #カメラ #撮影 #写真好きとつながりたい
このように、同じ意味や関連する複数のタグを使うことで、より多くの人に投稿が届く可能性が高まります。
広範囲/中範囲/狭範囲のハッシュタグを組み合わせる
ハッシュタグを効果的に使うには、3種類のキーワードをバランスよく組み合わせることが大切です。
ビッグキーワード | ミドルキーワード | スモールキーワード | |
---|---|---|---|
概要 | ・広く使われる一般的なタグ
・投稿数が極めて多い 例:#happy #instagood #instagram |
・目的がはっきりしているタグ
・投稿数は中程度 例:#fashion #cosme #tokyo #〇〇な人と繋がりたい |
・独自性の強いタグ
・投稿数は少なめ 例:#企業名 #商品名 #キャンペーン名 |
特徴 | ・認知度が高い
・他の投稿に埋もれやすい ・ターゲットを絞りにくい |
・ある程度対象を絞れる
・コミュニティ形成に有効 |
・特定のターゲットに届きやすい
・認知度は低い |
ビッグキーワードだけでは、投稿が埋もれやすく、ターゲットにPRが届きにくいです。
例えば、新築物件のPRで「#home」だけを使うと、様々な投稿に紛れてしまいます。
そこで、ミドルキーワード(#新築物件 #注文住宅)やスモールキーワード(#企業名 #物件名)を組み合わせます。
これにより:
- 幅広いユーザーへの露出(ビッグキーワード)
- 関心層へのアプローチ(ミドルキーワード)
- 具体的な情報提供(スモールキーワード)
が可能になります。
バランスの良い組み合わせで、閲覧数増加と適切なターゲティングを両立させましょう。
投稿ごとに内容を吟味し、最適なタグの組み合わせを考えることが、インスタグラム運用の成功につながります。
使用するハッシュタグによって、インスタグラム運用の成果は変わります。
ハッシュタグ分析についてはこちらの記事で詳細に説明しています。
より運用に力を入れていきたい方は、ぜひご一読ください。
>>>インスタ分析の基本!成果を最大化する7つの指標と、ツールの選び方
不動産業界のインスタグラムでハッシュタグを活用するポイント
それでは、不動産業界でインスタグラムを運用するにあたっての、ハッシュタグを活用する具体的なポイントをご説明します。
貴社の投稿にもぜひ取り入れていただければ幸いです。
物件エリアの地名を入れる
エリアの地名をハッシュタグに含めるのは、不動産マーケティングで非常に効果的な戦略です。
- ターゲットを絞り込める
エリア名を使うことで、その地域に興味のあるユーザーに的確にリーチできます - 検索されやすくなる
多くの人が地名+目的で検索するため、見つかりやすくなります。 - 地域性を活かせる
地域特有の魅力や特徴を強調しやすくなります。
以下のように、エリア名と不動産関連のキーワードを組み合わせると効果的です。
#東京賃貸マンション
#大阪賃貸情報
#東京郊外で暮らす
#横浜新築物件
#名古屋マイホーム
#福岡一人暮らし
#京都古民家リノベーション
これらのタグは、ミドルキーワードとスモールキーワードの中間に位置することが多いです。
以下のようなポイントを踏まえて使用してみましょう。
- 正確な地名を使う(都道府県名、市区町村名など)
- 地域の特徴や魅力を反映したタグを作る
- 季節や地域イベントに合わせたタグも考える(例:#東京花見スポット)
- 複数の地域範囲を組み合わせる(例:#関東 #東京 #新宿)
- 地域のコミュニティタグも活用する(例:#東京暮らしの人と繋がりたい)
このように、エリアの地名を含むハッシュタグを効果的に使うことで、投稿の価値を高め、適切なターゲットに届けやすくなります。
地域に根ざした不動産ビジネスには、特に有効な戦略と言えるでしょう。
物件や自社をイメージさせる、独自性のあるハッシュタグを設定
独自性のあるハッシュタグを作ることも効果的な方法です。
- ブランドの個性を表現できる
- ユーザーの記憶に残りやすい
- コミュニティ形成につながる
- キャンペーンやイベントの認知度を高められる
などの利点があります。
独自のハッシュタグを作る際のポイントと例を見てみましょう。
1. 企業をイメージさせるタグ
これらは、会社の強みや特徴を端的に表現します。
#低予算で叶うマイホーム #賃貸で暮らす #北欧インテリア #フルリノベ住宅
2. 住んだ後の生活を想像させるタグ
将来の暮らしをイメージさせ、憧れを喚起します。
#おうち時間を楽しむ #夫婦共働きの住まい計画 #アウトドアができる家
3. 暮らしの憧れを抱かせるタグ
理想のライフスタイルを表現し、共感を得やすいです。
#初めての一人暮らし #自然とともに暮らす家 #おしゃれな暮らしがしたい
独自タグを効果的に使うコツ
- 簡潔で覚えやすいものにする
長すぎず、読みやすいタグが理想的です。 - ブランドの価値観を反映させる
タグを見ただけで、会社の特徴が伝わるようにします。 - 感情に訴えかける言葉を使う
ユーザーの共感を得られる表現を選びましょう。 - 定期的に使用し、定着させる
一貫して使用することで、認知度が高まります。 - ユーザーにも使用を促す
キャンペーンなどで、タグの使用を呼びかけます。
独自のハッシュタグを上手に活用することで、ブランドの認知度向上や顧客との関係強化につながります。
また、これらのタグを通じて投稿されるユーザーの声は、貴重な顧客フィードバックにもなり得ます。
長期的な視点で、独自タグの育成と活用を考えていくことが重要ですね。
不動産業界のインスタグラム運用で、避けるべきハッシュタグ
ハッシュタグには様々な利点があることがわかりました。
ただ、使い方を誤ると十分な効果を発揮できなかったり、トラブルの原因となったりします。
不動産業界のインスタグラム運用においては避けるべきハッシュタグもご紹介します。参考にしてみてください。
不適切または誤解を招くハッシュタグの使用
物件や地域に関して誤解を招くようなハッシュタグの使用は避けるべきです。正確で誠実な情報提供が重要です。
プライバシーを侵害するハッシュタグの使用
顧客や物件所有者のプライバシーを侵害するようなハッシュタグの使用は避けましょう。
物件の写真、動画撮影やコンテンツ制作同様、最新の注意を払うことが大切です。
競合他社を中傷するハッシュタグの使用
言わずもがな、競合他社を中傷したり、ネガティブな印象を与えるようなハッシュタグの使用は避けましょう。
まとめ
インスタグラムでのハッシュタグ活用は、不動産業界のマーケティングに欠かせない戦略です。
適切なハッシュタグを使用することで、投稿の閲覧数を増やし、ターゲットユーザーへのリーチを高めることができます。
効果的な活用のポイントは、ビッグ・ミドル・スモールキーワードをバランスよく組み合わせること、エリアの地名を含めること、そして独自性のあるタグを作成することです。
地域に根ざした不動産ビジネスには特に有効で、物件の特徴や暮らしのイメージを反映したタグを使うことで、ブランドの個性を表現し、ユーザーとの関係を強化できます。
ただし、誤解を招くタグや、プライバシーを侵害するタグ、競合他社を中傷するタグは避けるべきです。
長期的な視点でハッシュタグ戦略を立て、一貫性を持って使用することが、インスタグラムマーケティングの成功につながります。
自社のインスタグラムアカウントを運用している方は、この記事のポイントを踏まえて、ぜひハッシュタグも活用してみてくださいね。